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スターリングラード Enemy At The Gates |
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| [概要] 実在したソ連軍伝説のスナイパーとドイツ軍スナイパーとの熾烈を極める戦いを描く。 |
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| [映画賞] |
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| [ソフト化] ビデオ・DVD |
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| [Goods] |
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| レビュー人数 |
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| 平均点 |
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| 「剣斬」23型 |
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| まず、ジェイド・ロウ演じるヴァシリ・ザイツェフが、何故にロシア人という設定でありながらバリバリ英語だったのか。ドイツ軍はちゃんとドイツ語を(ただしエド・ハリスとその他ドイツ軍役以外)喋っていたというのに。戦争映画はリアリティが命だと私は思う。たとえば日本軍が、バリバリ英語喋ってたとしたらどうか?まあロシアが製作した訳でないので、しょうがないといえばしょうがないが、まずその単純なギモンから、1点減点。冒頭の、ボルガ湖畔を船で渡っているシーンで、けたたましいサイレン音を響かせ急降下する、ju87シュツーカのCG、及びスターリングラード市内を空爆するHe111のCGは良い出来だ。少なくとも「零戦燃ゆ」をはじめとする(ぜひ、この「零戦燃ゆ」もレビューに加えて頂きたい。これはこれで大変いい出来だと思っている)日本映画における零戦の模型(笑)に見慣れていた私からすれば、だが。スナイパー映画なのに、ビデオリリース後は、何度もそれらのシーンは巻き戻して見たほどだ。で、さらにこの映画で一番気分が高揚した場面は、ヴァシリがダニロフから受け取った銃で、砲弾の着弾音と同時にドイツ兵5人を撃ち倒したシーン。その5人目を倒した後のスローモーションで「してやったり!」というヴァシリの表情が実にイイ感じ。後は延々、エド・ハリスと心理戦みたいな展開になってちょっと退屈。あのラブシーン(濡れ場)はハッキリ言って要らない。目をカッ開いた女の喘ぐ姿はもとより、ヴァシリ、ちょっとイクの早すぎかな(微笑)。最後は何か、かなり情緒不安定気味のダニロフの尊い犠牲によって、ヴァシリが勝ってメデタシなのだが、何しろ、全体的に暗かった。ロシアの気候を考えればしょうがないが、音楽も暗めだった。でもそれはそれで雰囲気が出てたので良しとするか。とりあえずこれは8点ぐらいが妥当ではないかと思った次第であります。おわり | |
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| mimi |
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| 冒頭の大攻撃シーンはプライベートライアンよりこっちのほうが凄い! ほとんど場所が移動しない設定でも、まあまあ飽きずに2時間半見られたのも巧い役者がそれなりに揃っていたからか。 緊迫したスナイパー同士のかけひきや、子供の斥候と将校との不思議で残酷な交流に、主人公の色恋もからんだりして(あのラブシーンは秀逸)全体は具沢山のボルシチ風には仕立ててあるのだが、なーんか味付け薄いぞ! ロシア人が英文で手紙を書いたりするのはご愛嬌だけど、あの子供にあげてたチョコレートはラベルが・・・輸入モノってことか。 イイ感じで進んでた男の一匹狼のドラマが、ラストでいきなり大甘のロシアケーキ食わされちゃった感じで、これってロマンス映画だったの? スターリングラードはいまはボルゴグラードと名前をかえて豊かな工業都市。 |
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| Shawshunk |
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| ビデオでやっと見ましたスターリングラード。ソ連側からの戦いを描くと いうのは珍しい。だからこそ政治委員や自殺的突撃の描写が強烈にできた。 自殺的突撃はまさに小林源文描く戦争漫画そのもの。(ひょっとして参考に してるんじゃないか?)敵に殺され味方に殺され、まったく救いようがな い。冒頭の先頭シーンはいろんなとこでいわれているようにプライベートラ イアンそっくり。特に画面転換のリズムが酷似。3号戦車は車体は本物みた いだが、砲塔などはアヤシイ。発砲炎も遅い。2台もあるんだから活用した かったところ。モーゼル対モシン・ナガンの対決はなかなか(これは俳優の 演技に負うところが大きい)。ただスナイパーには護衛がつかないのかはや や疑問。しかし、狙撃というのは本当に恐ろしいものだなということは痛感 できる。 監督のJ・J・アノーは、まずまずだが大味な作品が多い。(昔ならばギラ ーミン?)今回はかなりがんばってますな。救いようのないロシア戦線の陰 惨さを描いたソ連側から描いた作品として、8点! |
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| 赤男爵 |
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| 1942年夏季攻勢の悲劇的終着地点となったスターリングラード。この映画では独ソ両軍による熾烈な市街戦や第6軍の悲運に正面切って取組むのではなく、独ソのスナイパー同士の対決という観客受けする題材と手法をとったところがミソ。両者の心理作戦的な駆引きによる息詰まる緊張感、一人また一人と味方が狙撃されて死んでいく恐怖、窮地に追い込まれてもほんのわずかなチャンスを利用して脱出するガッツ、周囲で展開する独ソ両軍の市街戦闘の大迫力、そして賛否両論のあるラブシーンと友情のもつれなどなど、全体が暗くて汚い(失礼)映像の中にあってもストーリー展開が飽きさせない。暗いと言えば、主題音楽も暗いが緊張感を煽るにはいい雰囲気。もう一つボルガ対岸に置かれた赤軍司令部やケーニッヒ少佐が乗る特別列車内部の暖かい明るさが権力者側の富、安全を象徴しており、兵士や民衆側の貧困、危険を表わす暗さとの対比が絶妙。 主役級のソ連軍側3人の若者の配置はバランスがとれていて良いのだが、主人公ヴァシーリを演じるJローはちょっとパンチ不足ではないかという印象を持った。むしろ赤軍政治将校ダニロフ少佐を情緒豊かな(不安定か?)役柄として演じたJファインズの方が主役のお株を奪ったかのようだ。対するEハリス演じるバイエルン(プロイセンじゃなくて?!)貴族の将校ケーニッヒ少佐というライバル像は典型的過ぎるきらいがある。そういえばパウルス上級大将本人と長砲身のIII号戦車が整列するドイツ第6軍司令部はともに現実っぽくない。そうした点は、CGを駆使した空爆シーン、改造戦車が駆ける市街戦と併せて考えれば、この映画がリアルさを追求しつつもやはり本命はエンタテイメン狙いの作品であることに納得がいく。 冷戦の終結後久しいが随所にソ連批判(あるいは「K19」で頂点を極めた『内情暴露』に近いもの)を感じる。スターリンの死後彼の後継者となったフルシチョフがソ連側の指導者として登場するが、よく見ると彼自身は指導力を発揮していない。彼がしているのはスターリン譲りの恐怖による支配の延長に過ぎないのである。その意味でこの映画は、ドイツ軍に勝利を収めた原動力は数多くの無名の赤軍兵士、及びサーシャとその母に象徴される民衆であったということを言外に訴えているようだ。 戦闘シーンでは、冒頭の渡河船団めがけてのJu87による急降下攻撃と上陸直後の歩兵による決死の突撃、そして主人公が真骨頂を見せる涸れた噴水からの連続狙撃シーンへと続く一連の流れがいい。このインパクトが強烈だっただけに中盤ダレるかと思うとそうでもない。ヴァシーリが155メートル先の電話ケーブルを一発で切断した後には、ケーニッヒ少佐はさらに細い紐を撃ち切ってしまう。正に精密機械というか神業レベルの競い合い。最後はダニロフとサーシャが命を賭した一対一の戦いへと盛り上がっていく。そして敗れたケーニッヒ少佐が最期に見せた不思議な表情で戦いが終わり、傷ついたターニャを捜すヴァシーリの姿は、無数の傷ついた兵士達の群れに紛れ飲まれていく。普通の兵士、一人の人間に戻ることができた喜びを段々と引いていくカメラワークが絶妙に表わしていた。 ドイツ映画のスターリングラードと対等なレベルの評価をしたいところだが、上記とおりやや難ありということで0.5点差をつけて7.5点。 |
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| 鈴みつ |
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| この作品、「スターリングラード」という邦題だが、これはやはり感心せんねぇ。 映画の内容を表していないよ。何も知らずに独ソ戦におけるスターリングラードでの1街区、1ビルディング、1部屋を奪い合う血みどろの市街戦を期待すると肩すかしを食らうんじゃないかな。 先に同じくワシーリ・ザイツェフをあつかった小説「鼠たちの戦争」を読んで、かなり失望していたので、あまり期待せずに見に行ったのだが、かえってそれがよかったみたい。 「鼠……」よりは物語としてはだいぶマシなできだったと思います。なんせ、あっちはターニャがアメリカ人だもんね(笑)。いくらなんでもウソくさ過ぎる(笑)。 冒頭のヴォルガ渡河のシークエンスは、よくやったねぇ、と感心しました(笑)。 セットが非常によくできていて、廃墟と化したスターリングラードがリアルに再現されています。音響は残念ながら「プライベート・ライアン」のレベルには達していなかったですね。 できればスターリングラードの《寒さ》を描いてくれればもっと良かったのに、と思う。ドイツ版「スターリングラード」は地中海で保養していた部隊をスターリングラードに放り込むことでこの《寒さ》を冒頭から実に上手く表現していいた。 あと特筆すべきは、兵舎(?)でのザイツェフとターニャのセックスシーン。実にエロくて興奮しました。10歳若けりゃ、瞼の裏に焼き付いた残像で一本抜けたな(笑)。 う〜ん、と首をひねっちゃう「ご都合主義」もかなりあったけど、戦争娯楽作品としては上出来、じゃないでしょうか。 わたしとしては、これきっかけに独ソ戦が世間に知られるようになり、関連書籍や後続の映画が作られるようになれば万々歳です。 |
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