メンフィス・ベル
Memphis Belle

製作国 アメリカ
製作年 1990年
公開年 1991年
時間 107分

時代背景 WW2


製作会社 エニグマ・プロ
監督 マイケル・ケイトン・ジョーンズ
脚本 モンテ・メリック
撮影 デイヴィッド・ワトキン
音楽 ジョージ・フェントン
出演 マシュー・モディン
テイト・ドノヴァン
D・B・スウィーニー
ビリー・ゼイン
ショーン・アスティン
ハリー・コニック・ジュニア
リード・エドワード・ダイヤモンド
コートニー・ゲインズ
ニール・ガントリ

[概要]
白昼爆撃を繰り返すB-17爆撃機“メンフィス・ベル”に搭乗する10人の若者の姿を描く。1944年製作の同名ドキュメンタリー(ウィリアム・ワイラー監督)の映画化。

[映画賞]

[ソフト化]
ビデオ・LD・DVD

[Goods]

cover 980円
メンフィス・ベル
スーパー・ハリウッド・プライス(2006/8/11まで)
DHP-16620
ワーナー
(2006/06/02)

cover 1,500円
メンフィス・ベル
年末年始大感謝祭(2006/1/20まで)
HPP-16620
ワーナー
(2005/11/18)

cover 1,500円
メンフィス・ベル
戦争映画キャンペーン(2005/9/9まで)
HLP-16620
ワーナー
(2005/08/05)

cover 1,500円
メンフィス・ベル
[スーパー・ハリウッド・プライス・シリーズ](2004/1/23まで)
HP-16620
ワーナー
(2003/12/06)

cover 2,000円
メンフィス・ベル
DLT-16620
ワーナー
(2000/04/21)

メンフィス・ベル 3,570円
DL-16620
ワーナー
(1998/09/04)

メンフィス・ベル 2,100円
ジョージ・フェントン
Project-T

メンフィス・ベル 530円
著者:モンテ・メリック
翻訳:永田 雅之
二見書房(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

メンフィス・ベル 1,260円
著者:モンテ・メリック
編さん:山田 均
スクリーンプレイ出版(スクリーンプレイ・シリーズ)




レビュー人数
7人
平均点
8点
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バロン エレファント
10点
この映画は基本的には、良い意味での青春映画でしょう。
ただ並の青春映画と異なるのは、1940年代のアメリカの青年群像を戦争という設定、爆撃機のクルーという特殊な設定の中で、飾り気なく描いているところにある様な気がします。
こんな事を言うのは、個人的な事情もあります。
私の叔父は99双軽乗りで、マレー半島で戦死しました。享年23歳でした。
その倍の馬齢を重ねた私は、爆撃機の中の青春に特別の思い入れがあるのです。

叔父の冥福を願って、10点!

VC
9点
 Shawshunkさんのこの映画の感想は普通だと私はご想像いたしますが、私はこの映画はとても好きです。本物の戦場も、もしかしたらこのぐらい地味なのではないでしょうか?今のアメリカの映画はリアルさを追い求めすぎて現実を超越してしまったのではないでしょうか?アメリカ軍が第二次大戦中に撮影した実写フィルムを見てみましたが本物の方が遥かに地味です。
ですからこの映画の空中戦は私は上出来だと思います。それよりも私はこの映画の人間ドラマにとても胸、打たれました。例えば出撃前夜のダンスパーティーでメンフィス・ベルのクルーが皆、盛り上がっていましたが、その中で航空士フィルだけが「死にたくない。死にたくない。」と繰り返し叫んでいるのを見て私は「ああ、やっぱりどんな人間も死にたくないだな。」思い、とても印象に残りました。
そしてメンフィス・ベルがラストシーンで帰還してくる時、出ない車輪を懸命に回すフィルの姿を見て、おもわず身を乗り出して応援してしまいました。その他さまざまなシーンがありますが、この映画は戦闘よりも人間ドラマを重点を置いた作品ですから十分良い。映画だと思います。
それとShawshunkさんはCG使えば迫力が出ると申しておりますが、CGが最初に使われた映画は「ターミネーター2」や「ジュラシックパーク」などが初めてだったと、私は記憶しております。ですからまだこの頃はCGがまだ存在していないと私は思いますが・・・テレビゲームのバーチャファイターが93年頃にテレビで大題的に宣伝されていた時、あまりのリアルさに、私は口をあんぐり開けて見ていたのを私は覚えております。
最後になりましたが、プレステ2かDVDプレイヤーをお持ちの方はこの映画を購入する事を、私はお勧めします。2400円と値段も安く、映画の舞台裏やB17の乗組員の役割などが書いてあるのでDVD版「メンフィス・ベル」をまだご覧になったいない方は見てみるべきだと私は思います。

ダニー・ボーイ
8.5点
自分を戦争映画の世界に引き込んだ、ちょっとクサイ戦争青春映画!でも大好きです。基地での生活や風景、そしてB−17内での各クルー達の役割などが細かく描写されそれに加えて十人のクルーのキャラクターもハッキリしていて戦争映画としても青春映画としてもどちらでも見れました。ただ空戦シーンが地味なのが残念ですしドイツ戦闘機がスローで見てもメッサーかフォッケかよくわからない(笑)のも残念です。他にも細かい突っ込み所はありますがダニ−ボーイとさわやかなラストシーンで帳消しです!

赤男爵
8点
この映画を観たのはNY。字幕なしのためにセリフはほとんど理解できず、ひたすらスクリーンを追い続けた。B17の美しい飛翔姿、複雑な内部、各クルーの任務分担、そしてファッションを思う存分見せてくれる。ドイツ空軍の迎撃戦闘機対P51の空中戦も実戦ぽくていいが、迎撃する方が簡単に返り討ちにあうのは不公平。副操縦士が尾部銃手と交替して撃墜したMeが僚機のB17の胴体を切り裂いたり、照準手が割れた風防からポロリと落っこちていくシーンは思わず高所恐怖症を感じるほど。見せ場の連続に思わず惹きつけられるのは確かだが、離陸直後のニアミス、胴体下部銃座のスタック、急降下によるエンジン火災の消火、主車輪の手動操作とあまりにもテンコ盛りすぎるのではないか。極めつけは目標の軍需工場が雲に覆われて照準が定められず、隣の学校を誤爆するのを避けるため、対空砲火の中、危険を顧みずUターンしてもう一度爆撃コースに入り直すという機長のヒューマニティあふれる決断。こればかりは航法士や副操縦士の言う事の方が正論に聞こえる。なぜなら単機ではなく、全機を危険に晒してしまうことになるから。実戦じゃ多少雲がかかっていてもアバウトに爆弾投下したはず。基地に帰投でき第25回目のミッションを果たしたが、おかげでメンフィス・ベル号は被害甚大、ぼろぼろの状態。Wワイラーが撮った実写フィルムでは、今回も普段どおりの落ち着いたもの、あんな馬鹿騒ぎは一切していない。ということは何度も誤爆をしているってこと。あぁ、やっぱ映画はフィクションだ、と再認識する。
ところで、本作は冷戦はほぼ終結したもののまだアメリカが覇権主義を標榜する前の作品。従って描き方が『絶対的に強い米軍』ではないところが特徴的。象徴的なのは恐怖を酒でごまかしたり、迷信的なお守りを信じたりしていること。逆の例は広報担当の中佐殿。はしゃぎすぎで一人浮かれまくり、基地司令官から厳しく叱責されシュンとなって反省する。もしこれが今の映画だったら、基地司令官自らが旗振り役になって演説かまして行け、行け、ゴー・ゴーだっただろう。そういう意味からこの映画が10年以上昔に作られてよかったと思う。総合評価は8点。

Shawshunk
7点
航空戦映画というのは作り手にとってなかなか難しいに違いない。複雑な様相の空中戦を描くのはとてつもなく難しいものだと思う。特にドッグファイトなどはカメラの視点の置き方が難しく、いまだ決定打が出ないのが現状だ。この、「メンフィスベル」は、明らかに「頭上の敵機」が下敷きである。しかし「頭上の敵機」よりは遙かに観られる。「頭上」のドラマ部分は限りなく退屈!後半の記録フィルムだけ観れば十分である。「メンフイス」の特撮は手作りの感じで割といけるが、やや派手さに欠ける。メッサーの襲撃や対空砲火もドイツ軍の視点から描けばもっと迫真性が出ただろうに。次々と撃墜されるB17内部のドラマももっと描きたい。当時の戦記を読むと、想像を絶する現実が機内で起こっていたようだ。しかし、作品全体のトーンはよろしい。いたずらに悲壮でなく。淡々と。きっとそれが戦争の現実なのだろう。いろいろ不満があるが、それは「戦略爆撃」を描く映画に期待しているからだ。採点は7点。それにしてもCGを効果的に使えば、航空戦がもっとうまく表現できると思うのだが?

Hawkeye
7点
英国派遣米第8空軍において、初めて25回の爆撃任務を終えて生還したB-17メンフィス・ベル号と10人のクルーの実話の映画化であるが、これは戦時中に記録映画を撮っていた時代の監ウィリアム・ワイラーによる「ザ・メンフィス・ベル」という記録映画が1944年に制作されている。

ストーリーは有名であるので、あえて触れない。ここで言いたいのは最近のアメリカ製戦争映画は、ある程度金をかけた映画に限られるが、非常に考証に拘った作りをしているということだ。 米国においても既に風化しつつある前大戦の「栄光の記録」を、兵器や人々の記憶が現存するうちに映像化しておこうとする製作者側の意図が覗えるのである。戦争映画ファンにはありがたい傾向ではある。 本作品はその路線に沿った形でか、ドラマティックに美しく映像化されている。俳優陣も無名俳優ではないが、派手な個性的なキャスティングを排除して、リアルに1943年の5月を再現しようとしている制作姿勢には好感が持てる。

記録映画と比較するのは見当違いであるので、例えば、同じドイツ本土への昼間爆撃をテーマにした「頭上の敵機」と対比すると、「頭上の敵機」が、損耗率の高い爆撃隊の指揮官の苦悩を描くために、ストーリーに重きを置いているのに対し、本作品は事実の再現をベースにした青春物語にうまく仕立て上げている。 よくぞ集めたというべきB-17の実機に、実物の兵器や備品など、ミリタリー・マニアならば喝采ものである。 実際に集めたB-17はエンド・クレジットを見るかぎりは5機のようであるが、特撮により大編隊をうまく作り上げている。搭載機銃も当時の仕様に忠実に再現してあると思う。30口径と50口径の弾丸の違いもはっきりと判別できるし、あたかもこのあたりの考証の正確さを誇示するかのように、各場面に当時のアイテムがさりげなく配置されているのである。

個性的なスター俳優が出演しなかったことを評価すると書いたが、意外に彼らは存在感を残したと言えるかもしれない。機長役マシュー・モデインはいつも通りの優等生役だが、マイケル・J・フォックス似の通信士だとか、ミッキー・ルーニー似の下部機関銃手、おいおいのレトロ口髭の爆撃手、いずれも過去の作品や実話を意識したオマージュに仕立て上げている。新進気鋭のジャズピアニストを後部機銃手に採用したのも正解。良い味出してます。

それにしても、作品中に挿入されているドイツ側から撮影したB-17撃墜の瞬間の良く知られた記録フィルムは何度見ても凄い。ドイツ戦闘機の曳光弾がB-17に着弾して破壊して行く様は凄い。本作品は、やはりどんな劇映画も記録映画には敵わないということを改めて痛感させてくれた点でも優れている(笑)。

最後に例によって重箱の隅をつつくと、通信士が「A」を「アルファ」と言っているが、当時なら「エイブル」ではないだろうか。
ハノーバーの爆撃目標周辺の学校や住居地域に投下することを避ける為に旋回してやり直し場面は、ドラマを盛り上げる要素としては効果があったかもしれなしが、折角の作品を、ご都合主義の偽善で苦笑いさせてしまった。
ドレスデンや東京で、婦女子も学校も病院も全て焼き尽くした事が彼らには余程のトラウマとして、依然として忸怩たる思いがあるのかもしれない。

mimi
7点
戦争映画というか、爽やかな爽やかな青春群像ものとしては私は買い!
まったり平凡な進行具合だけど、戦時下でもこういう状況もあったのでは?
当時のヤングスター、売れ筋どころ外して渋めのキャストなのもいいですね。
ハリー・コニックJrが唄だけじゃなく意外と演技できるのにもビックリ!
しかしマシュー・モディンはこの前後の頃に戦争もの出まくり状態。
ファンだったので全部見たけど役どころ大混乱だった。