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プラトーン Platoon |
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| [概要] ベトナム戦争に志願し最前線に配属され青年が体験する過酷な戦場の姿を描く。 |
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| [映画賞] アカデミー賞(1986) 作品賞 監督賞 オリヴァー・ストーン 編集賞 録音賞 ベルリン国際映画祭(1987) ゴールデン・グローブ賞(1986) イギリス・アカデミー賞(1987) |
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| [ソフト化] ビデオ・LD・DVD |
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| [Goods] チラシ |
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| レビュー人数 |
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| 平均点 |
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| 祥優 |
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| すごい衝撃でした…意識的にベトナム戦争を扱った映画は避けて見てたんですけど、今ごろといっては何ですけど、この作品でまた「戦争映画」に対する畏怖の気持ちというか、そういうのが出ました… 主人公のチャーリー・シーン、最初見た時は「わ、若い…」でした(笑)昔のジャニーズ系で、線も細くて可愛かった。大学中退して志願してベトナムに来たんですけど、「除隊の日だけが楽しみ」になってしまいます。彼が出会う二人の下士官、バーンズ曹長とエリアス軍曹、この3人が軸になって進行していくんですけど、3人ともベトナムでのアメリカ兵を象徴してるって感じ。 エリアス軍曹が倒れるシーンで、「あ、これがあのシーンなのね」というか、出た!と思いました。エリアス軍曹はマリファナとか吸ってるけど、この戦争に対して冷静で正確な判断をしてます。それで厭戦気分になっちゃうかというと、全然逆で、一人で走り回って大活躍します。北ベトナム兵の穴とか、この人とガンプくらいしか入りたがる人いないんじゃないかしら。歴戦の勇士新兵の面倒見もいいし、人望あついです。ベトナム戦争に参加した兵士の理想形かもしれない。で、バーンズ曹長(曹長でいいのかな?先任軍曹?)わたし、この人も憎めないんですよね…どういうことか。エリアス軍曹を撃つ、卑怯このうえない人なんですけど、あの線の細い中尉さんはバーンズに頼りきっちゃってるし、他の下士官からも信頼あつい。「不死身の男」ですから… 戦場では、そういう信仰みたいなのの対象が必要なのかもしれませんよね。 彼は仲間をとっても大切にしてる。乱暴だけど、仕掛け爆弾で兵2名が戦死した時とか、もうしょんぼりしているし、その上もうすぐ除隊?の黒人兵マニーが殺されてたときなんか、怒りまくってた表情でしたものね。怒りは小隊の全員にあって、その感情のままに「川下の村」に入っちゃったものだから、悲劇の種が生まれてしまったんでは、とか思いました。「川下の村」…だけは、まともに見れない位でした。「SPR」にも「COI」にもない、一方的な住民の虐殺、わけの判らない虐殺でした。新兵のクリスも苛立って男の足元に銃を撃ちまくってたし、ヘルメットに毛みたいな飾りつけてた彼は、銃で頭を殴ってつぶしてしまう…穴から出てこない村人には、白リン弾?だっけ、投げ込んで爆発、村長に白状させようといきり立つバーンズはわめくおばさんを撃ち殺して、女の子の頭に拳銃つきつける…こんなシーン見てて、ふと、唯一本土で戦場になった沖縄を連想してしまいました。おっかないアメリカ兵に、女こどもの東洋人…こういう事件って表に出てこないのが、たくさんあったんでしょうね… 唯一の救いは、強姦しようとしていた兵士を止めるクリス、エリアス軍曹でした。本当に救いでした。でも、仲間の兵士から本当に信頼を受けるのはどっちなのかと思うと…複雑な心境になります。バーンズがおばさんを撃つシーンでも「皆殺しにしろ」と言い続ける兵士と困惑する兵士とが出ていました。結局中尉はバーンズを問題にすることなく、うやむやにしちゃった。小隊の戦闘力というか、自分の補佐役というか、それはバーンズしか考えられなかったのか、自分の小隊で軍事裁判ごとはいやだったのか、判りません。 その上の人もうやむやにしちゃいます。村人を殴り殺した兵士は、居合わせた他の兵士が「みんな何も見なかった!」とか言う。(クリスも、何も言わなかったし) 大義名分は何であれ、戦争というのは弱者に対してこうも残酷になれる、普段はそうじゃない人だろうに。それが、怖い所なんだ、と思いました。軍隊と軍隊が拠点を巡って攻防を重ねる、そういう事がとっても「まとも」に思えてしまう。 村を焼かれて、あの人たちどうなるんでしょう。戦争難民ですよね。村人を連れて引き上げるアメリカ兵の多くが、子供を抱っこしたりかたぐるましたりしているのが不思議だけど納得しちゃう。 みんな本当はいいおじさん(おにいさん?)なのに。 戦闘シーンはどれも迫力があって、みんな泥だらけになって戦ってます。 中尉が砲兵の支援要請をして、見事間違って味方が砲撃されるシーンなんか、もうこの中尉見離してやりたくなりました。バーンズの怒り、ほんとうにごもっとも。 その後、問題のバーンズがエリアスを撃つ場面になるんですけど…エリアスもまさかバーンズに撃たれるとは思ってなかった?んでしょうね。あんなに戦場に慣れてるエリアスが棒立ちになってましたから…エリアスの笑顔、(例えそれがバーンズでも)味方に会った嬉しさというか、安堵というか、連帯感というか、銃を構えたバーンズは見事に裏切りましたよね。最初からバーンズはそのつもりだったのか、よくよく考えても判りませんでした。その後に泥酔して「殺せるなら殺せ」とかクリス達に言ってたから、この行為はとっても仲間思いの彼にとってトラウマになってしまったと思います。そしてクライマックスの一大戦闘のシーン、次々と仲間の小隊の兵士が凄惨に死んでいって…あの頭をつぶした兵士が死ぬところだけは、当然当然因果応報よ、って思ったんですけど、いやな感じの、あの軍曹、まんまと死体に陰にかくれて生き残ったのはよかったんだけど、あと3日で帰れる筈だったのに「小隊をまかせる」なんて言われて、ショックだったろうなあ…これは、「ざまあみなさい」の気持ちでした。 それと、司令部みたいな所にいた大隊長?中隊に命令してたみたいだけど、北ベトナム兵に特攻されて幕僚もろとも爆発しちゃった人、あれオリバー・ストーン監督ご本人じゃ…? なんか似てました(エンドクレジットは、英語なんで見てない) 戦い終えて、クリスは瀕死のバーンズを撃ちます。このシーンで、何の爽快感もなかった。ただ、これでバーンズも安心出来たのでは?って思いました。 その他。北ベトナム兵が、とっても精鋭って感じがしてよかった。アメリカ軍は、電話したら砲兵の支援は受けれるし、退却する時にはヘリコプターが迎えに来るし、後方ではビール飲んでるし、北ベトナム兵よりもずっと楽してる。楽じゃなくて兵士の事考えたらそれでも足りない位なんでしょうけど、それが無い北ベトナム兵の強さって、どこから来ているんでしょう?それが、この戦争の意義を見失っていた米兵との大きな違いなんでしょうねー。豊かな祖国からこんなアジアの片隅に派兵されてる最前線の兵士にとって、戦争の意義なんてあるんだろうか? それにしてもビール、冷えてなさそう。今日はバドワイザー買って帰ろう、なんて。 とにかく、この作品で改めてベトナム戦争について考えたいと思いました…やっぱ映像の力ってすごい。 |
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| Unteroffizier |
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| 特長を良くつかんだヴェトナム戦争の最高傑作だと思っています。 未熟な新兵、新兵にかまいたがらない古参兵、経験不足で古参の下士官に牛耳られる少尉、ヤク中、ブービートラップ、住民虐殺、レイプ、村の焼き討ち、ヘリによる移動、誤爆・誤砲撃、ヴェトコントンネル、敵負傷兵の射殺、真夜中のアンブッシュ、味方殺し、といった要素が効率よくコンパクトにまとめられています。 隊列を組んでの行軍時には味方と逆方向に銃口を向け、引き金からは指をはずす、M16の射撃はセミオート、機関銃はバースト射撃という原則、ショットガンを持つ兵士、マガジンをガムテープで2本留めていること、個性豊かな兵士の服装・装具、兵士への合図の仕方、食事の様子といった細かいところまで良く再現しています。この辺さすがは実戦経験のある監督といったところでしょうか。 さらに権力者におべっかを使う軍曹、それを冷ややかに見る兵士、モラルが低下するなか正義を貫こうとする者、邪魔者を消しにかかる権力者とそれを見て見ぬ振りする将校たちと物語そのものが現代社会の縮図ともなっています。(これを現代社会にプロットしたのが「ウォールストリート」であることは皆さんご存じかと思います)ただ、単純に善と悪のぶつかり合いととられがちなストーリーですが、バーンズ軍曹とて全くの悪人というわけではなく、彼の行動は自分の部下を思っていることから発する行為であり、戦争という極限状態におかれた人間の行動が平和な時から見ると悪の行為と映ってしまうのだと思います。結局バーンズは「部下を殺すNVAやヴェトコンは許さない」→「ヴェトコンは女子供でも容赦はしない」→「ヴェトコンを抹殺する事を邪魔するやつは味方でも許さない」という構図に陥ってしまったと思うのです。「理性の通じないところが地獄というならここがその地獄だよ」という言葉が象徴しています。エライアス軍曹とて、この戦場では一歩間違えば(村民が本当にヴェトコンであったなら…少なくとも武器は持っていたわけですから)部下を危険にさらす指揮官になりかねないわけです。この二人の関係は平和の感覚では善と悪ですが、戦場においては必ずしもエライアスが支持されるわけではないでしょう。オリバー・ストーンが描きたかったのは、平和の感覚とは全く違う「戦場の価値観」なのではないかと思います。だからこそクリスは傷ついたバーンズを射殺したのだと思います。 戦闘シーンは地味ながら、良くできていると思います。前述の銃の撃ち方をはじめ、多くの兵士が戦闘中は恐怖に頭を抱えており、戦闘は士気の高い兵士(特に下士官)がリードすること、行軍中の兵士が生気なくとぼとぼと歩いている様子などうまく再現していると思います。またラストの夜戦でクリスが敵のRPG7を壕から脱出することでやり過ごし、壕に侵入した敵を側面から叩くという戦闘法は、クリスの戦闘についての成長ぶりが伺えます。 この映画を機に世はヴェトナム戦争映画ブームとなり、良質の映画を提供してもらえる機会を作ってくれたこと、目を背けがちであったヴェトナム戦争というものに目を向けるチャンスを作ったことなど功績の多い映画だと思います。 |
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| VC |
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| 僕がこの映画初めて見たのは中学二年生のときだったとおもいます。 当時、僕は香港映画のような単純で、しかも、楽しいというアクション映画が好きで、ハリウッド映画のような前置きが長いような映画は嫌いでした。ある時友人から「ザ・ロックが面白いよ。」と進められ、僕は「アメリカ映画なのに面白いのかな?。」と半信半疑で見ました。 百聞は一見にしからず、「アメリカの映画でこんなに前置きが短く、莫大な金をかけ、なおかつ面白いものがあったなんて。」とショクを受けました。その日からありとあらゆるハリウッド映画をみました。その中に「プラトーン」がありました。しかし、当時の僕には難しく、あまり面白くありませんでした。「なんだこの地味な戦闘シーンは、こんなのがどうしてアカデミー賞を取ったんだ???。」と疑問でした。 やがて高校へ進学しサスペンス、人間ドラマなどなどの映画、小林源文氏の漫画の影響もあり「プラトーンをまた見てみようかな。」と思いレンタルビデオを借りて再び見ました。再度見て、この映画の凄さに気が付きました。オープニングのC-130輸送機から降りてくる新兵達は皆無表情で彼らを出迎えるの砂ボコリと死体袋、今まで見た戦争映画のなかで初めてみました。新兵達を馬鹿にして罵る古残兵達、ジャングルの中の何処から敵が見ているのかという緊迫感と、光と影の不気味な関係、バーンズが住民達を虐殺したり、味方の弾に倒れるエリアス、味方の砲弾で吹っ飛ぶ米兵達、部隊内でエリアス派とバーンズ派の対立、曹長のバーンズの後にくっ付いて行く上官のウルフ少尉(今までの戦争映画の上官は皆、強くて頼れる人ばかりですからね)地味な戦闘シーンも、本当の戦場ではこのぐらい地味なのかもしれませんね。 銃を撃つときもM-16はセミオートで、M60はバーストで撃つ、などこの映画は戦争映画を変えた最初の戦争映画だとおもいます。 それ以外にもラストシーンでの敵味方の泥だらけでの戦闘、バーンズ役のトム・ベレンジャーが足を撃たれ、それでも戦意が消えずに敵に向かって行く迫真が演技もとても印象に残りました。 戦闘の最後には戦闘機の(僕にはF16に見えるのですが・・まさかそんな(笑))がナパーム弾を陣地の上に落とし、紅蓮の災が敵、味方構わず殺し、兵隊は所詮捨て駒だという戦争の惨めさを最後までみせてくれた映画でした。新兵のクリスの兵隊としての成長、正義感を持ち戦場に来たが戦場の悲惨な惨状を見て、崩れ行く正義感、そして最後には正義も悪も戦争にはない。と悟る心情の変化も捉え、エンディングの悲しい音楽で物語は終わる。どれを取っても素晴らしい出来でした。全米の映画評論家が、絶賛したとおり僕の心の中に永久に記憶に残る映画になるでしょう。 |
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| ハウプマン |
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| 劇場公開時にはあまりのリアルな戦場描写に「臭いと湿気以外は全て劇場の椅子に座って体験できる」という過激なコピーがつけられていたほど。わざわざ志願して兵役についた主人公が、新米補充兵として配属された歩兵小隊を通して、ベトナム戦争の追体験ができる狂気と緊張感あふれる秀作。
これまでのベトナム戦争映画と違って、味方砲兵の砲撃で死ぬ兵士や、最前線の小隊内部のグループ対立と味方による米兵殺害、ベトナム市民の殺害などタブーを平然と破り、見る者を異様な興奮に突き落とす。最後の戦闘では、生き残るということが単に「運」に左右され、技術や経験や体力など全く意味がないという冷徹な事実を知らされる。濁流のようにジャングルから押し寄せる敵を前に、立ち向かうことの空しさ恐ろしさ。遠く異国のジャングルで屍をさらす兵士達の魂を鎮めるような哀しいテーマがいつまでも耳に残る。 見終わった後味の悪さ。この映画以降、ベトナム戦争はその真実の姿を現わしたように感じる。 |
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| 毒蛇・守下 |
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| 僕がこの映画を観たのは、中2の時が最初でした。この時の感想は、「なんでこんな映画がアカデミー賞とっちゃうの?」でした。多分戦闘シーンが、ややチープな感じがしたからだと思います。だから、その後約4年間「プラトーン」を観ることはありませんでした。そして1999年の春休み。「シン・レッド・ライン」の公開を控えて、僕は「フルメタル・ジャケット」「戦争のはらわた」「二百三高地」等のお気に入り戦争映画をビデオで観返していました。そんな時、ふと「プラトーン」をもう一度観てみようか、という気になりました。(そういえば、「スターシップ・トゥルーパーズ」のメイキング本によれば、デイル・ダイ大尉が本格的に参加した最初の映画は「プラトーン」だっていうし・・・)そして2回目を観ました。ゴメン、ストーン。「プラトーン」は傑作だった。村でのやりとりのシーン、有名なデフォーの戦死シーン、チャリがベレンジャーを射殺するラスト。どれも素晴らしく衝撃的でした。でも、戦闘シーンはやっぱりちょっとチープ。それと、「プライベート・ライアン」のラストのミラーとライアンのセリフと同じく、ラストのチャリのセリフは、少ぁwV興ざめ。でもいい。この映画でも、フォレスト・ウィテカーはイイ奴だった。あの人が悪い人を演じた映画を僕は観たことがありません。アカデミー賞も納得です。それから、エンドクレジットでマイケル・チミノの名を発見しました。なんか嬉しかったです。もちろん「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は大好きです。「アンタッチャブル」「ヒート」と並ぶ大傑作。ストーンはエライ。 話変わりますけど、「ライアン」ではダイ大尉の訓練で俳優たちが反乱をおこしたらしいけど、「S・トゥルーパーズ」では、そんなことは起こらなかった、メイキング本によると。しかも、女性エキストラのひとりは、根性が認められて、ダイ大尉のアシスタントになったとか。映画史に残るであろうスピルバーグの傑作の俳優たちより、バーホーベンのヒネクレ戦争SFの俳優たちのほうが根性あったって、いったいどういうことなんでしょうね。あとさ、アカデミー賞はダイ大尉に特別賞をあたえたほうがイイと思いません? |
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| ADU |
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| この作品を初めて見たのはテレビのロードショーだったと(その頃は戦争映画に興味なんてありませんでした、お子様でしたし、いまもですが)思います。エリアス軍曹がベトコンに追いかけられ天を仰ぎ倒れていく映像が衝撃的でした。 (ここでCMが入ったのが残念でした)今年になって、また、この作品を見る機会に恵まれました。 ’86年という制作年がこの作品の背景にあると思います。私は生まれて2年目ですが、いまでいうエイズの発病者がヨーロッパで発見されたり、ちいさな民族間紛争の火種がともり始めた頃ですね。 ベトナム戦争といえば、黒人兵士が非常に多かったことでも有名ですよね。貧困のため戦争に志願して行ったもの、正義を求めて志願したもの、兵士達の戦争観も様々だったと思います。ヨーロッパを中心にアメリカの参戦を批判的にとらえる運動が起こって、正義の戦いにきたつもりが、現実の戦争の悲惨さに気付き巻き込まれて行って、帰る道さえ不安になる兵士もいたと思います。”生き残るすべを教える前に死んだ”という言葉と、バーンズの腹心役だったケヴィン・ディロンがベトコンとの接近戦のさなか”俺は戦が好きなんだ!!”と言った言葉が印象的でした。’70年前後の病めるアメリカを象徴するような場面も多かったような気がします。バーンズ小隊長やエリアス軍曹のように戦場で長く生き続けていると、その狂気の世界から、現実の世界にもどる事を考えること自体が狂気の元になるのはないかと思います。エリアス軍曹も正義として描かれていますが、心の平静を保つために麻薬にたよっています。またその、正義もベトナムでは果たして、本当の正義と言えたのかどうか。同様にバーンズ小隊長も悪として描かれていますが、ベトナムではその真偽は判断しにくいと思います。私はバーンズ小隊長は自分の中にあるエリアス軍曹(つまり自分自身の一部)を殺すことで、狂気に満ちたベトナムで戦い生き残っていく道を選んだのではないかと感じました。この二人によって、人間のもつ(どちらが善、悪ではなく、どちらも悪であり、善である)弱さと強さを感じさせられました。だれもが、この二人を心の中にもつといったような・・・ ベトコンの姿は見えなくても、作品の中にその存在を感じる映画でした。 ジョルジュ・ドルリューの音楽とベトナム戦争を象徴するヘリコプターの音のバランスも良かったと思います。 |
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| Hawkeye |
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| オリバー・ストーン監督の出世作であるこの作品は、アカデミー賞の4部門を受賞して賞賛されたが、いまだに評価の分かれる作品ではないだろうか。 これは、その後のストーン監督の制作・興行姿勢が多分に影響しているのは間違いないだろう。更に、題材となった戦争が、大義無き戦争といわれ、米国の政治経済を疲弊させ、あの単純明快で天真爛漫な国民性を、複雑で屈折したものに変えてしまった戦争で、いまだに米国社会に深い傷を残し、癒やされていないからだろう。 チャーリー・シーン演ずる主人公は、大学を中退して陸軍に志願した変わり者で、自分が国家に貢献できる人間であることを確認する為にベトナムにやって来るが、戦場の兵士達の現実を目の当たりにし、バーンズとエリアスという二人の軍曹から、人間の陰と陽を鮮烈に体験する。プロの兵士に育つに従い、怖れは消え、マリファナを常飲し、服装も乱れる主人公には既に国家の大義は見えず、醜い憎悪と殺戮の日常に浸って行く…、と戦争映画のストーリーとしてはありきたりではあるが、実は主人公はチャーリー・シーンではない。 流石に、この時代の米国映画は考証も正確で、リアルに出来ている作品が多い。 軍装、小火器も当然本物を使っており、第25師団のTropic Lightningのショルダーパッチも、ちゃんと赤黄とモノトーン、二種類の色のものが使われている。 いつもの事だが、バーンズの階級は、Staff Sergeantであるから、翻訳するなら曹長ではなくて軍曹とするのが正しい。 曹長になるにはあと何本かの筋が要る。 エリアス軍曹と対比の為の意図的な所業か? 肝腎の戦闘シーンは、SPRやTRLを観てしまった目には既に迫力不足は否めないが、ラストの北ベトナム正規軍との夜間戦闘は出色だ。 曳光弾が煙を引いて山なりに飛んで行く(笑)のが難点だが、乱戦・接近戦闘の戦場の狂気と恐怖が画面から伝わり、息を呑む出来だ。 オリバー・ストーン監督は、この映画でベトナム戦のタブーに挑戦した姿勢は大いに評価出来るが、村民虐殺はまだしも、味方殺し、それも誤爆・誤射ではなくて、個人の遺恨による殺人をストーリーの核心に置いたのは失敗だと思う。戦場から離れるチャーリー・シーンのボイス・オーバー「私はエリアスとバーンズの子供として生まれてきたような気がする」に込められたメッセージは何なのか? |
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| zono |
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| 劇場で観たのがつい最近のように思えるこの作品もすでに10年以上が経っているとは・・・。 当時、まだ戦争に対して今よりもずっとヒロイズムを感じていた僕にとって同朋の故意の銃弾に倒れるというのはとてもショッキングでした。 ベトナムに限らず、どの戦場でもこのような状況があったのだろうと考えると・・・。 当時は気付かなかったんですが、ジョニー・デップが出演しているとは驚きでした。 監督オリバー・ストーンはベトナム戦争に対して特別な思い入れを持っているのか、この作品以前に脚本を担当された「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」でも東洋人に対してベトナム帰還兵の刑事の「もう2度と負けるわけにはいかないんだ!」などと言うセリフがあったり・・・。 ま、僕にクレイモア地雷の使い方(?)を教えてくれたこの作品、評価は7点です。 |
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| Shawshunk |
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| ベトナム戦争映画の本命!という感じで封切られたこの映画、それなりの迫力はある。ブービートラップにやられる兵士、ジャングルでの遭遇戦、ロケット砲でのバンカー蹂躙などいかにも本物みたいだ。(誰も本物なんかわからないけど。)しかしテーマは何だろう?これがあの悲惨なベトナム戦争だよ、どうだどうだといわんばかりのストーン兄貴のあざとさが鼻につく。人間を描くにしてはやや脚本が弱い。何か「ベトナム戦争見本市」を見せられているようだ。客寄せはストーン兄貴とチャーリー・シーン。でも、現代戦を描くのは難しいよね。善悪がはっきりしてないんだから。とやや同情しつつも好みの問題でこの映画は4点。ベトナム戦はやはり小林源文のコミックスが一番のようだ。 | |
| カッシー |
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| はっきり言って一番感動したシーンは、北ベトナム兵が手榴弾を持って米司令部に突っ込んで行くところだけでした。 バーンズとエリアスの確執をバーンズがエリアスを殺し、そしてチャーリーシーン演じる主人公がバーンズを殺す〔しかも56式小銃で〕という安易なストーリーに落胆しました。映画が終わった後も伝わって来るものが全くなく、逆に不快感であったことを覚えています。 |
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