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戦略大作戦 Kelly's Heroes |
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| [概要] ドイツ軍の隠した金の延べ棒を奪取すべく、ドイツ軍陣地深く進軍する米ならず者小隊を描くアクション・コメディ。 |
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| [映画賞] |
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| [ソフト化] ビデオ・LD・DVD |
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| [Goods] チラシ・パンフレット |
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| レビュー人数 |
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| 平均点 |
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| 祥優 |
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| 一回見終わった後、(ビデオ)巻き戻して続けてもう一回見ました。全然肩がこらなくて、とっても痛快で楽しい作品! 一押し!きっと私は基本的に何も考えない傾向だと思うんで、ひたすら楽しめる作品でした。 皆様おっしゃるだろうけど、この作品みたいに、痛快戦争アクション映画 (変なジャンル付け…) は、考証にはしっかり力入れてもらいたいですよね。(どんな作品でもそうでしょうけど)ストーリーの荒唐無稽さはさておき、印象に残った各名場面などを雑感で申し上げますと、クリント・イーストウッドがひたすらかっこいい!つるつる頭の軍曹は テリー・サバラスですね (バルジ大作戦の時は名前までチェックしてませんでした) それと、ドナルド・サザーランド、この3人の構成が ほんと絶妙で楽しいトリオと思いました。ドイツ軍の金塊を強奪する計画に もろ手を挙げて賛成する分隊の一同、補給部隊の抜け目無いおじさん、オッドボールに「悲観主義」と決め付けられる、不満たらたらのベテラン戦車兵、脇を固める出演者が、とても生き生きしていて、見てて気持ちいい。 どの場面も名場面で大好きなんですけど、時系列風にいくと、最初の敗走するドイツ軍の中に素知らぬ顔をして停まっているジープ、その中のケリー、捕虜にした情報部の独将校と、このオープニングだけでも、ケリー達のものすごい実力というか、何どうやったの?というか、そんな感じですごくわくわくしました。軽快な音楽とともにドイツ兵に泥水かけながら味方前線に帰っていくの。あの場面で有名な改造タイガーが登場してて、場面にさりげない迫力を添えますよね。このタイガーは後からも再々登場するんですけど。 参謀達も気付かない戦線の隙間をぬって突破する一同、これって、軍の権威主義を頭から馬鹿にしてて、そういうの何か納得できます。ようするにケリーが一枚上手だって事なんですけど。実際上級参謀の作戦に疑問を感じる現場部隊って、ありますよね?そんな現場部隊の「心意気」(なんか 変)みたいなのも感じられたりして。いや、戦争の遂行よりも、俺達は俺達の為にやるっていう、兵士の願い?個人の願い?を代弁してるのかな? (ああもう苦手な事はやめよう) オッドボールの小隊が (3台で小隊でいいのかな?) トンネルから出てあっさりドイツ軍陣地を突破するシーン、のんびりしたカントリー調の音楽とともに、一方的に壊していきますよね。普段ふざけているオッドボールが戦闘前になると、おもしろまじめそうな顔しているの、これって好きだなあ。事前に打ち合せもせず「いつもの三角フォーメーションでいこう」ってだけで済ませちゃう、それで十分息が合ってる。ケリー達もオッドボール達も、実戦経験豊富なベテランなんですよね。そして権威主義の上層部をてんから信用してないっていうか。相手にしてないっていうか。なんかやっぱり痛快。 ケリー達が味方機に攻撃される場面、その前に弾薬を補給するシーンがありますよね。そんな補給のシーンってあんまり見ないから、何か感心しました。細かい所が丁寧に描写しているっていうか。その中でも、ケリーが(マガジンを)申告する数が一番少ないっていうのが、うんうんってうなずけました。きっと彼一番のベテランだから、無駄弾少ないんでしょうね。ああもう惚れっぱなしです。 あの、米軍司令官、パットン将軍のパロディか何かなんでしょうけど(違うのかな?)彼も実力主義で、味方の参謀達をこきおろしますよね。この司令官ケリー達の活躍を無線で聞いて、嬉々として勲章たくさん持って、ジープで前線にすっ飛んでいく。この司令官も好き!です。勲章もらえた筈のベラミーの迷惑そうな顔がおもしろいなあ。司令官、最後のシーンでも大喜びしてピースサインしているあたり、いいな。金塊がある町(村?)にたどりつく訳なんですけど、あれって朝方?なんか朝焼けぽく見えたんですけど。そうすると時間的にどうなるのかな?細かい所はおいといて、しっかり偵察するシーンも、歴戦のベテランって風情がして、いいなあ。(反対にドイツ軍は「やられ役」だから、油断そのものでしたよね) 最後まで一方的にケリー達が活躍するのかと思ったら、残ったタイガー戦車が暴れまわってて…このタイガー戦車が、この作品のもうひとつの主役ですよね。丁寧に改造してあるし、SPR同様、ちょっと小さい感じもするんですけど、もうあれだけ改造してたらOKですよね。他の作品じゃ、見る事少ないですもんね。(でも、SPRでもタイガー?Tだったし、たまには違う改造ドイツ軍戦車も見てみたいなあ。パンサーはあるみたいだけど、一番多い4号戦車とか、3号突撃砲とかも…ですよね Zach Bass様!)タイガーの戦車兵まで仲間に引き入れて (この話し合いに向かうシーン! 西部劇パロディで、ほんと楽しく作ってあるな…) 仲間に引き入れて、ちゃんと山分けしてあげて、別れる時のシーン、いいなあ。ハイルヒトラー挨拶しようとして、ケリーに睨まれて、おずおずと、普通の敬礼してにこっと笑うの。あのシーンって、結局は敵味方おなじ人間で、命令されて知らない人間と殺し合うよりも、共に愉快に上手い事やっていこうぜって感じで…よく考えたら、ドイツ兵も(最後だけだけど)人間的に描かれている。あのドイツ兵、どこに逃げるつもりなのかな?それとオッドボール達、勝手に戦車取り替えていいのかな? 砲弾も補給されないんじゃないのかな?ドイツ軍って、結構捕獲した敵戦車を利用する事多いみたいですけど、物量豊富な米軍でもやるのかな? そんな細かい所はもういいや! まんまと金塊を中立国(ですよね?)に運んでいくケリー達で幕が降りるんですけど、最後までハッピーエンドでした。 シネアルバム「クリント・イーストウッド」で読んだんだっけ、イーストウッドが後にこの映画を振り返って、「最初の脚本と違ってて、あれじゃ頭のいかれた兵隊の映画だ、本来は反戦のメッセージがある立派な作品だった」ってコメントしてありました。そうかもしんないけど、立派な作品には違いないと、初年兵の祥優は思いました。あ!大好きなM4の事に触れてなかったけど、ちょっと長いレビューになっちゃいましたので、やめよう(笑)でも、ちょっとだけ、あの最初の方のシーンで、皆に移動命令が出ますよね、せっかくホテル情報調べてたのに、とんでもない田舎に移される、爆笑シーンなんですけど、この時、遠景でM4がたくさんたくさん走ってますよね! 何だある所にはたくさんあるじゃん!って大喜びでした。オッドボールのM4も、長砲身でかっこよかった。実車でるのって、すごく嬉しい気持ちになるのって、今ごろですけどよく判るようになりました! |
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| バルクホルン |
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| ネタに行き詰まったMGMが、「荒鷲の要塞」でスマッシュヒットを飛ばした監督、主演のコンビで夢読もう一度と作ったハリウッドメジャー制作最後の大作戦争映画。 監督のブライアン・G・ハットンは、驚く無かれ実は監督以前はクリント・イーストウッドと同じ釜の飯を食った大部屋俳優。イーストウッドがイタリアから凱旋帰国したすぐ後に「荒鷲の要塞」に出たのも、そういった経緯があったからなのだろう。 とはいえ、イーストウッドがいかに後から文句を言おうとも、この時点でこのようなパロディーとなることは承知していたはず。だからこそ痛快無比な娯楽大作となったことは紛れもない事実であろう。 出色の出来映えとなった戦闘シーンも、実は第二班監督のアンドリュー・マートンの手腕によるもの。彼は「ベンハー」の戦車競技シーンで評価を受け、「史上最大の作戦」では米軍シークェンスを担当した。もっとも戦闘シーンはエルモ・ウィリアムスの演出ということになっているが、それは上陸シーン程度で、仏軍コマンドが田舎町でのホテルを攻撃するシーンはどう見てもマートンの演出臭い。 「荒鷲の要塞」はどちらかといえば小規模なドンバチが続くだけで戦闘シーンの変化に乏しいきらいがないわけでもなかったが、「戦略大作線」の戦闘シーンの規模を考えると、ハットンでは手に余ったことは容易に想像がつく。マートンの技量があってこそ、この映画がこれだけの評価を受けたといっても過言ではないだろう。 最後に、ティーゲル1型はユーゴ製大作戦争映画「ネレトバの戦い」で撮影用に製作したT-34改造型の使い回し。履帯を見れば一目瞭然。というより、この作品のロケもオールユーゴスラビアであり、エキストラはユーゴ軍全面協力となっている。随所に光るドイツ軍小物はユーゴという地ならではのものだろう。ただ、P-47Dサンダーボルトに似せたヤーボがソ連製La-5なのはご愛敬か。 |
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| Unteroffizier |
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| 個性豊かなキャラクター群を戦争アクションという衣でくるんで、ヒッピーテイストを加えた傑作戦争映画だと思います。何といっても観ていて楽しい。全体的にコメディタッチで作られているものの、決めるところは決める!戦闘シーンは良くできていますよ。戦車同士の戦いでは、敵がエンジンをかけているときにこっそり近づき、後ろから仕留める。歩兵同士の戦いも、視界を確保できる屋上の敵から倒し、機関銃で兵舎の表出口を掃射、さらに裏出口と通りをBARで掃討というポイント押さえた作りになっています。(この辺はSPRよりも芸が細かいと思いますよ)またタイガー戦車も当時としては最高で、SPR程とはいかないまでも、現在のレベルでも最高に近いものだと思います。しかも戦略タイガーの方がSPRより戦車の大きさを感じます。私は戦車が毎日エンジンをかけることをこの映画を観て知りました。またシャーマン戦車は所狭しと荷物を載せ、人が乗って生活していることを感じさせてくれますし、ジープだってヘッドライトに遮光ペイントが施され戦闘車両であることを実感させてくれます。メカの部分ではそういった芸の細かさが目に付きますね。また味方の砲撃食らったりや戦闘爆撃機の誤爆など当時の米軍兵士が味わった苦労もさりげなく出してくれるものいいですね。 キャラクター群も適材適所を押さえています。一匹狼的な役が多いC・イーストウッドを登場させることにより、下士官・兵がメインのこの物語で、元中尉の肩書きを持ち、元々よそ者で、過去について詳しくは知られていないケリーが周りの連中から浮いて見えることに成功しています。T・サバラスは鬼軍曹の役が最高!へたに将校の役なんかさせるなと思いますよ。D・サザーランドはこの映画を象徴するような役でいつもはおふざけ、でも決めるところは決める!戦闘シーンの活躍は格好良かったですよ。タイガー戦車長の K.O.アルベアティはちょっと抜けたような演技で和ませて、シリアスな戦闘シーンからこの映画がコメディであることも思い出させてくれます。 また他の映画へ与えた影響も大きいようで、大音量のカントリーミュージックを流しながら戦闘する戦車は、「地獄の黙示録」のワルキューレの騎行を流しながら突撃する騎兵隊とダブりますし、SPRはシリアスな戦略大作戦といわれるほど参考にしている部分が多い、さらに個性の強いキャラクター群は「第27囚人戦車隊」公開時ミリタリーイラストレーターの上田信氏が比較に出していました。 全体的に見ますと荒唐無稽なストーリーでありながら、戦闘シーンや装備などはこだわっており、観る人のレベルによって楽しみ方がパワーアップしていくという芸の細かい映画だと感じますし、エンターテイメントに徹した戦争アクション映画の傑作だと思います。 採点ですが、昔なら間違いなく10点でしたが、最近はちょっと古さを感じていますので9点とさせていただきます。 |
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| Shawshunk |
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| 数多くの批評がなされてきた傑作。その傑作たる所以は、 1 全編を貫くシニカルなブラック・ユーモア 2 コメディのように見せかけて実は凝りに凝ったディティール 3 悲惨なシーンも出色の出来映え(映画の流れにとけ込んでいる) こんなところでは。戦争なんてまっぴらごめん、という連中が嫌々戦争をしながら、戦争の合間を縫っておいしいところをいただこうなんてこの映画は、それ自体が「反戦映画」なのではないか、といったら深読みだろうか。それでいて娯楽としても一流の水準をちゃんと保っている、不思議な魅力にあふれた映画だと思う。 戦争映画マニアからは次のシーンが印象的だ。 1 地雷原付近での戦闘。待ち伏せからドイツ軍小隊全滅まで。地雷の怖さがわかる。 2 教会からのスコープ付きモシン・ナガンでの狙撃。そんなに精度が高いのだろうか。 3 市街戦でのブローニングマシンガンの連射。ワイルドバンチのラストを彷彿とさせ るシーンだ。発射速度が速いのに驚き。(しかもそいつを左手で撃つ!) 4 ドイツ軍拠点にシャーマンで乱入。この有名なシーンはかなりの殺戮ぶりだが、 スピーカーで音楽を流しながらの攻撃はシュールな感覚さえ覚える。ブライアン・ G・ハットン監督とは思えない(?)気の利いた場面だ。 最後にイーストウッドのトンプソンの作動は最高である。しかし、イーストウッドはほかの映画でもそうだが発射の際、目をよくつぶるのである。この映画ではトンプソン連射の場面では、銃を顔からかなり離している。怖がっているのだ。(サンダース軍曹を見習え!) |
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| ジョン・ミラー |
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| 視聴ソフト LD [劇場公開版]ワイド 収録時間144分 カラー ステレオ 日本語字幕 シネスコ 1992年発売 総合評価9点 脚本演出8点 考証8点 画質7点 とにかく痛快な面白い映画です。ハリウッド最後の戦争"娯楽"大作映画といっても過言ではなく現在見ても充分に楽しめる事請合います。 |
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| 毒蛇・守下 |
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| ビデオレンタル店での生存率が意外と低かったので、観るのにちょっと苦労しました。でもその苦労のかいあって、イイ作品に出会えました。 ブライアン・G・ハットン監督の「荒鷲の要塞 」は、サスペンスとしてもよくできた、面白い作品でした。この「戦略大作戦 」はサスペンスとしての要素はなく、よく言われているようにコメディタッチの作品。といっても舞台は戦争だから、簡単に「コメディ 」として片付けられるものではないと感じました。オッドボールことドナルド・サザーランド率いる戦車隊がおもむろに列車トンネルから出てきて、ドイツ軍陣地を壊滅させるシーン。なんだか「地獄の黙示禄」のあのシーンを思い起こさせ、ちょっと戦慄。元ネタなんじゃないの?地雷原での戦闘シーンも、ややしんみり。ま、基本は娯楽戦争アクションコメディなので、お馬鹿なシーンあり、たくさんの派手なアクションあり。特に、「荒鷲」以上の過剰な爆発は圧巻。オープニング25分位の、雨の降る夜のシーンでは、絶え間無く続く爆発音が臨場感を醸し出していて、印象的でした。 この映画では、タイガー戦車の強さがとても強調されてましたね。目標の街に有るタイガー戦車の存在を気にかける主人公たちのセリフが多く、「連合軍兵士たちはタイガーを大変恐れた 」という事実が実感できました。 僕は最近戦争映画に馴れてきたらしく、この映画のタイガー戦車はT34を改造したものだ、ということが、キャタピラの形や砲塔の位置などから、なんとなく分かりました。それにしても、街での戦闘シーンは、どう考えても「プライベート・ライアン」の元ネタですね。教会の鐘楼から狙撃なんて、そのまんま。 いろいろと支離滅裂に描きましたが、この「戦略大作戦 」は、印象的な場面の多い、戦争映画の傑作だと思います。ところで、配給会社の人は、主人公たちが個人的な行動を起こしたのに、結局は戦略的な効果を上げたという事を踏まえて、この邦題をつけたのでしょうか? |
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| Hawkeye |
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| この映画、はっきり言って好きです。ですから多少贔屓点が入ってます。今も昔もハリウッドの映画界が偉いのは、こういう映画が作れるからなんだと 思ってます。大金を投じてスター級の俳優を揃え、セットも登場兵器類も大作映画の風格、それで「喜劇」を撮る! これ、日本の映画界で最も苦手というか、才能の乏しい世界なんですね。 ここまで金も、人も、道具もそろえたら、真面目に大作を 作らねばと勝手に思い込み、「防人の歌」かなんかをバックに「愛と涙と感動の大作映画」を作り始めるに違いありません(笑)。
主役である米陸軍第35師団は実在の師団で、袖の師団マークも正しい。だけど、どんな戦歴があるのかは知らないので、この際、史実考証は抜きです。C・イーストウッドはマカロニ・ウェスタンのキャラそのままの、ワケ有りで中尉から降格された二等兵(そんな降格って有りか?)。 テリー・サバラスもコジャックばりのタフな軍曹がはまってます。 一際異彩を放つのがM4シャーマン戦車隊(?)を指揮するD・サザーランド扮するHawkeye大尉、じゃなかったオッドボール軍曹。 同じ年に制作された「M☆A☆S☆H」のキャラを引きずって怪演します。 それに加えておなじみ悪役ドイツ兵顔カール・オットー・アルベルティ がはまり役のティーガー戦車長役、これで悪党全員大集合。 荒唐無稽なストーリーでありながら、登場兵器、動員人数は第一級で、戦場の雰囲気大変良く出てます。 主人公分隊が全員トンプソンを持っていくのはちとやり過ぎですが、それでもちゃーんと分隊支援火器の30口径機銃とBARは装備 しているし、鐘楼からの狙撃兵はちゃーんとスコープ付のスプリングフィールド銃で活躍するし、再見して気付いたのは、あの狙撃兵なんと左利き!そうです、SPRのジャクソン一等兵はこの映画のパクリか?(笑)…とまあ、何かと 話題満載な作品であります。 いい加減な設定も無いわけじゃあありませんが、この際、根拠無く見逃します。例えば、砲兵隊を買収して、定時に独軍占領下の街への砲撃を依頼したまでは いいが、迫撃砲撃だったりして、迫撃砲じゃあそんなに飛ばないって(笑)。 この映画で好きなキャラ、橋を架けることで金もうけに参入した工兵隊の軍曹。あの目付き、悪党面がなんとも言えない!あっ、米軍のことばっかり書いちまいました。 ドイツ軍の考証はその道の方にお任せします。 最後に、いつもは酷評を与えている本邦配給元の邦題の付け方に、今回は座布団5枚! もしも内容を意識して「戦場の黄金を奪え!」だの「黄金強奪作戦」だの「ケリーの黄金作戦」なんて題名をつけられたんじゃあ、これだけ評価される作品にさらなかったのではないでしょうか。例によってあっさりとした原題ではなく、日本的にまじめで大仰な題名がこの映画に限っては、功を奏したと 思います。 えっ、担当者が横着して映画を観ずに付けたって? |
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| ハウプマン |
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| 今では珍しい、痛快戦争アクションコメディー映画。この後、映画史上ではこのカテゴリーは消滅してしまったようだ。正統派戦争ドラマ「コンバット」以降の、荒唐無稽戦争アクションドラマと同じ系統に分類されるのだろうが、当然ながら本作品の方がはるかに質が高い。
ドイツ軍情報将校から、ドイツ軍後方地域にある銀行に金塊14 、000個(1 、600万ドル)が保管されていると聞いた主人公ケリー(C・イーストウッド)が、3日間の休暇を利用し、仲間の偵察小隊を巻き込んで強奪に向かうという実に珍妙にして、愉快なストーリー。大笑いの展開と軽快なBGMが、観る者をほのぼのした気分にさせてくれる。戦闘服を着た少年達が戦争ごっこをしているのを、大人の目で微笑みながら見守るというスタンスが、この映画の正しい鑑賞法であろう。 この映画で最も気に入っているのは、劇中、唯一のシリアスシーンである、地雷原に取り残された二人の米兵が戦死すろところ。さんざん、笑わされてきたのに、突然、これが戦争のさ中であったことを痛烈に思い出させられる。二人の死を双眼鏡で何度も確認する曹長ジョー(テリー・サバラス)の険しい目が印象的だ。 1本の戦争映画としては、戦闘シーンの多さ、派手さは大作映画に比べてもひけはとらないサービスぶり。子どもの頃は改造ティーガーを「実車」と思っていたほど。さすがに今見ると、砲塔は大きすぎるし、砲塔位置が車体前面に偏っているが、ストーリーが面白いので満足です。 |
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| 赤男爵 |
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| Cイーストウッドがドイツ軍の車列の真中を突っ切って敵の情報将校を味方の拠点までジープで連れ帰るシーンからして荒唐無稽。戻ってみればそこに砲弾を撃ち込んでいるのは何と味方。出てくるアメリカ軍は一兵卒から将軍までどいつもこいつも落ちこぼれ、はみ出し者の型破り。唯一まともなのがあのTサバラスという不思議な設定。これまでもコメディータッチの戦争映画はいくつかあったが本作はその馬鹿さかげんにおいて極めつけ。なにしろミッション自身が軍の命令ではなくて捕虜から得た情報よってその存在を知った莫大な敵の金塊を奪取すること。それは敵の前線の背後深く、しかも強力なタイガー戦車三台が守る銀行の中にある。さあこの無理難題をどうやってこなして行くか。金に目がくらんだ人間の強さはスゴイ。敵陣突破何十キロ。ドイツ軍を蹴散らし、進撃、渡河したあとはいよいよ静まり返った目的の町でのタイガー戦車との戦い。戦闘シーンにもヒトヒネリ味付けが効いている。タイガーの弱点はケツだっていうのがミソ。木に引っかかって砲塔が後ろに向けられない虎さんのオシリにペンキ弾ぶち込むなんて『ヨーロッパの解放』のSボンダルチュク監督が見たら苦虫を噛み潰すだろう。金塊を死守するはずのCOアルベルティも「金」と聞いただけでお目目がパッチリ。この映画は人間の深層心理をついた秀逸作品なのかもしれない。 そしてエンディングがまたいい。金塊は嘘ではなく、本当に手に入ってしまう。ハタメタ、ズッコケの続出だけど夢を叶えてくれる文句なしのノリノリの戰争娯楽大作ということで7.5点。 |
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| zono |
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| 荒唐無稽な痛快戦争活劇・・・ですね。戦争映画というより映画として好きです。いきなりOPの曲から「ん?戦争映画だよね?」という感じで・・・。とりあえずアルコール飲んだだけでペラペラと喋ってしまう情報将校は笑って見過ごしてあげましょう。
大好きなゴルゲットをぶらさげた野戦憲兵はいっぱい出てくるし、ティーガー?T型戦車がそれっぽい(SPRと同じくT34改?)のにはびっくりしました。内容が内容だけに、そんなに凝らないような気がしていたもので。ストーリー自体はもう、なんと言っていいのか・・・。ルパン?V世っぽい(?)なというイメージがしました。とにかく、これじゃ軍規もなにもあったものじゃないですね。でもクライマックスの市街戦とか、C・イーストウッドを意識してか、西部劇のパロディ(?)だったり、とにかく楽しい映画です。この映画を否定的に見る人にはD・サザーランド扮するオッドボールのように言ってやりましょう。「悲観論はよせ」と。(?) イーストウッドのAuf Widersehnが聞けたし、(笑)後味のイイ映画だったので、評価は7点です。 |
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