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眼下の敵 The Enemy Below |
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| [概要] 米駆逐艦と独潜水艦の死力を尽くした戦いを描く。D・A・レイナーの「水面下の敵」の映画化。 |
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| [映画賞] アカデミー賞(1957) 特殊効果賞 |
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| [ソフト化] ビデオ・LD・DVD |
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| [Goods] |
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| レビュー人数 |
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| 平均点 |
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| VC |
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| 50年代に作られた。古典的名作ですね。 今の映画にない良さがあります。例えば、たしかクルト・ユルゲンス演じるUボートの艦長、彼は軍人というよりも騎士と言う方があっていると思います。 Uボート艦内のパイプに書いてある「総統が命じ、我らは従う。」という文字の、総統という文字を自分のタオルで隠すシーンがありましたが、「ヒトラーの命令なんかに従わん。」というプロイセン軍人の誇りがあるのだと解釈しました。 物語中盤のあたりで、米駆逐艦の、休む暇の無い執拗な攻撃にUボートのクルーが発狂しそうになった時も、自分の体をはって止めたし、絶望に陥ってしまったクルーの士気を鼓舞するために、レコードをかけ、艦長も副長もクルー達も楽しそうに笑顔で歌うこのシーン、今まで見たどの戦争映画にもない名シーンですね。 物語メインの駆逐艦対Uボートの戦闘シーンも緊迫した心理戦も面白いですし駆逐艦の艦長も当時有名俳優のロバート・ミッチャム若いですね。70年代の映画の「ザ・ヤクザ」だと、えらくおじいちゃんぽい顔になっていますしね(笑) しかしこの映画の見せ場はなんと言ってもラストシーンでしょう。 燃える両艦の艦長を助けようと米兵と独兵が共に助け合う。なんとも男臭く、かっこいいのだろうか。やはりこの時代にはまだ、アメリカ人には開拓精神があり。 ドイツ人には騎士道がまだ生きていたのでしょうね。 今の時代の、うるさくつまらん映画に比べれば、はるかに面白い作品でした。 さて、ここまで散々、褒め称えたあげくなぜ、9点なのか? ドイツ人が英語を喋るのは、仕方が無いとして(アメリカの映画なので英語を喋るアラブ人、エジプト人、中国人、ベトナム人、あげくの果てに日本人もいますから)Uボートの魚雷が、駆逐艦に命中し火災をおこした時、艦長はなぜ撃沈するために浮上したのか?まだ砲台が生きていて、こちらを砲撃し、撃沈されたらどうするつもりだったのか?まあ艦長が浮上したから、このすばらしい作品が生まれたのでしょう。 それとUボートの内部が簡単に、作られすぎていますがまあ、当時の娯楽映画ですから仕方ないでしょう。戦争というよりも、海の上のスポーツという漢字がする古き良き時代の映画でした。 |
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| やまじ |
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| これは戦争を舞台にしたふたりの男の物語。
歴戦の艦長であるドイツ潜水艦艦長。 歴戦の潜水艦艦長に対する部下の絶対的な信頼、執拗な爆雷攻撃をうけて恐怖におびえる部下をなだめ、レコードをかけて皆で歌い士気を回復させるその手腕。 最初は「ウチの艦長、大丈夫か?」と思っていた駆逐艦乗組員。駆逐艦艦長は論より証拠とばかりに的確な指示と判断で部下の信頼を勝ち取って行く。 やはり避けられない『Uボート』との比較としては、『眼下の敵』の潜水艦は攻撃潜水艦でなく工作員との連絡や重要貨物の輸送などを主任務とする潜水艦である、としたらあながちリアリティ無い話でもないかも知れない(これはコジツケ気味)。 |
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| 赤男爵 |
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| 半世紀近く経つ潜水艦映画の古典的名作。第一次大戦からの古参という設定で迫力満点のCユルゲンスが演じるU-ボート艦長に対するのは、貨客船から駆逐艦に乗り変わったばかりのRミッチャム。ドイツ側も当時としては珍しく人間性溢れた姿、敵というよりは手強いライバルとして描かれている。近頃はやりの分かりにくい複雑なプロットやぶん殴りたくなるようなイヤな奴も無し。あるのは敵対味方ではなく、男対男の知力と勇気のぶつかり合い。部下を統率し、困難な決断を瞬時に下す理想のリーダーの資質は何かというのがサブテーマだったのではないだろうかと思うほどである。お互いの手の内を読み、その裏をかき、追い詰めたとおもったらするりと抜ける、まるで緊迫したゲームのように物語は進みクライマックスに向かっていく。だが戦争はゲームではない、勝者も敗者もなく二人の艦長はともに自分の船と多くの部下を失ってしまう。体当たりした駆逐艦と潜水艦の上で、今までは海の上と下とで相見まえることがなかった二人が初めてお互いの姿を認める。自然に交わす尊敬のしるしの敬礼と二人の間に投げ渡された太いロープ。この2つにこの映画の主張すべてが集約されている。そして海上では敵味方の区別なく、溺れる者に救助の手が差し伸べられる。戦い終わり、差し出したタバコのほろ苦さが心地よい海風に流されていく。この素晴らしいエンディング!古き良き時代の海洋活劇に9点。 | |
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| 08/15 |
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| 潜水艦と駆逐艦の戦いを描いた古典的名作です。1957年の製作でありながら、42年後の今もその価値を失っていないと思います。 戦後間もないのに、米軍側とドイツ軍側の双方を、同じ戦闘を戦った男たちという視線から公平に描いていて共感がもてます。駆逐艦長も貨物船出身の予備士官だし、潜水艦長も第一次大戦にの参戦歴がある、おそらく応召の初老士官。この市民的分別のある二人が、運命の巡り合わせから敵味方として戦うことになるのですが、その全力をあげた戦い振り、義務を果すという二人の意志が見るものを感動させます。 映像描写も、実艦をつかった駆逐艦での撮影はもちろんUボートの内部の情景や駆逐艦に迫る雷跡、米独のレーダー画面の違いまで手を抜いていません。最後に葬送歌 "Ich hatte einen Kameraden"まであって、これでドイツ軍側がドイツ語をしゃべっていれば満点に近かったと思います。 |
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| Hawkeye |
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| 南大西洋におけるUボートと米駆逐艦との死闘、敵の裏をかく虚々実々の駆け引き、潜水艦vs.駆逐艦の戦いの基本を存分に見せてくれる秀作映画である。
北大西洋で航海士として勤務する輸送船をUボートに撃沈され、その際に、乗船していた妻をも失った経歴を持つ新任の米駆逐艦艦長を演ずるロバート・ミッチャムはまだ若く、後のアル中風に老いさらばえた彼が想像できぬくらい、激務に耐えうるタフな艦長を演じきっている。 対するUボート艦長を演ずるクルト・ユルゲンスもドイツ貴族の風貌を漂わせる適役で、ハリウッド映画としては、まあハマッたキャスティングと言って良いのではないだろうか。 ストーリーは米駆逐艦側からの観点で展開されるが、商船出身の新米艦長の着任に、その能力を部下が疑問視する段階から、戦闘を通じて感服する手法で描かれる。 Uボート側は、歴戦の艦長で、乗組員から全幅の信頼を得ていて、多少自信過剰気味に描かれる。 「侍は侍を知る」という古今東西共通のテーマをベースに、知略の限りを尽くした戦闘の描写は、この時代の米国製戦争映画にしては、良く出来ていると評価したい。最後は相打ち、そして何やら騎士道精神を暗示したいかの人間愛ドラマは、ハリウッド映画の面目躍如で、「おまけ」でご愛嬌というところですか。 駆逐艦はまだヘッジ・ホッグが無く、爆雷だけの攻撃だが、発射直前に爆発深度を再調整したりする戦闘現場の様子や、投下した爆雷が爆発すると、まず水面に小さい爆発が起こり、刹那後に大きな水柱が上がるということが、非常に良く判る、私にとっては教科書のような映画だった記憶がある。「Uボート」や「深く静かに潜航せよ」も素晴らしい映画で、好きな作品だが、こと戦闘描写に関してはこの「眼下の敵」は出色の作品だと思うのである。 |
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| ADU |
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| 南大西洋におけるUボートと米駆逐艦との死闘、敵の裏をかく虚々実々の駆け引き、潜水艦vs.駆逐艦の戦いの基本を存分に見せてくれる秀作映画である。
この作品は、私は見た時期が悪かった。としかいいようがありません。 |
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| Unteroffizier |
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| 私にとっては「Uボート」と出会うまでは最高の潜水艦映画と思っておりました。騙しあいとも言うべき、知力を尽くしての死闘、不安が募る部下たちから実力を持って信頼を勝ち取る指揮官たち、そして戦いが終われば互いの健闘をたたえ合うすがすがしさ。あまりにも格好良くてしびれました。シュトロバーグ艦長の「(全てが機械化され)人間がミスをする余地はなくなった。戦争に人間味もなくなった」というセリフは冷戦当時のICBM戦争への皮肉で、なかなか味を出しています。
でも「Uボート」と出会うまでのお話。 まあ映画は必ずしもリアルである必要はないし、この映画自体リアル指向ではないので、第二次大戦の独潜水艦対米護衛駆逐艦の死闘をモチーフにしたおとぎ話と見れば許せます。ただ、おとぎ話が故に時代を超えて通用する映画にはなりえなかったと言うことでしょう。 |
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| ハウプマン |
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| アメリカ海軍小型駆逐艦とUボートの死闘を描いた海洋戦争映画の歴史的作品。米独合作なためか、駆逐艦長(R・ミッチャム)もUボート艦長(クルト・ユルゲンス)も共に人間的な暖かみを持っており、戦争本来の殺伐感のない、一種スポーツ的な駆け引きが展開される。
公開当時には斬新なストーリー展開として「名作」の誉れ高い有名な映画だが、評判となったUボート艦内描写は「Das Boot」を観てしまった後ではいかにも陳腐である。やはり、時の流れに逆らって輝き続ける映画の難しさを感じてしまう。 元貨物船の3等航海士出身の駆逐艦長がなぜ、Uボートの行動をあれほどの精度で予測できるのか。また、優秀であるはずのUボート艦長が馬鹿正直に「進路140」にこだわるのか。この当りの事情が十分に語られていない上に、肝心の彼らの戦術行動が単純過ぎて「死闘」の面白さが半減している。もう少し、手に汗握るだまし合いが観たかった。 また、1200〜1300トンの小型駆逐艦に魚雷が命中したら轟沈でしょう。駆逐艦に追い回されて時間に余裕のないUボートが、なぜ、止めを刺すためにわざわざ浮上したのか。さっさと潜望鏡深度で雷撃して、先を急ぐというのが自然です。 まぁ、勝負の点では重要任務を途中放棄せねばならなかったUボートの負けですが、爆雷投下後の反転コースにブラインドで魚雷発射したUボート艦長の技量だけは認めます。劇中、Uボートは駆逐艦を「バックレー級」と判断しましたが、どうもこれは「ボストウィック級」のようです。と、すると艦番181は「護衛駆逐艦シュトラウプ号」となります。 |
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