[解説]
この映画はアメリカの海軍空母発達史に於て、その最大の恩人とさで言われるジョナサン・スコットの伝記で、彼の苦悩の半生を坦々と描いている。
製作には「ジョニイ・ペリンダ」「ユーモレスク」「ドンファンの冒険」「失われた心」などワーナーの快作を次々に発表しているジェリー・ウォルドが当り、その波乱の多い人間像を浮き彫りにする。監督には脚本家出身のデルマー・デイヴィスが自己のシナリオにもとずいて演出している。彼は「赤い家」のようなスリラー的な味も、「ハリウッド玉手箱」のような細かさも、「折れた矢」のような演劇物も、「南海の劫火」のような明るい物も巧みにこなすだけに、この作品でも期待がもたれる。
戦争映画には珍らしいテクニカラーのカメラはロバート・バークスとウィルフリッド・M・クラインが担当している。
主演のスコットにはゲィリィ・クーパーが扮し、犠牲を払い続ける妻のメリーにはジェーン・ワイアットが、彼の親友にはウェイン・モリスが、提督にほジャック・ホルトが扮している。
先ず戦争映画をテクニカラーで撮影した所に最大の魅力があるが、対日戦を扱ったゞけに更に興味は倍加しよう。 |