[解説]
「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」などで一躍、西部劇の人気スターになったリー・バン・クリーフが、戦争映画に初めて出演する痛快戦争アクション大作。
第二次大戦中、北アフリカ戦線の要衝に、極秘任務を帯びて潜入したアメリカ軍謀略部隊が、イタリア兵団に偽装して敵ドイツ軍をワナにかけ、華々しい奇襲戦法で機甲大部隊との大激戦をくりひろげるという迫力みなぎる大作である。
特に全篇息をもつかせない面白さで、謀略部隊がイタリア軍に偽装して、ドイツ軍を撹乱する秘密作戦の奇抜さ、そしてその化けの皮がいつハガされるかのスリルと息づまる緊迫感。さらに奇襲作戦のモノ凄い迫力や、戦車軍団との壮烈きわまる大激戦など、どれをとっても戦争映画ならではの迫力と重量感で、二時間という上映時間が短かく感じられるにちがいない。
それに加えて、拳銃をマシンガンとバズーカ砲に持ちかえて大奮斗するリー・バン・クリーフの鬼軍曹ぶりが、またなんともいえない魅力で、まさに戦争アクションの魅力ここにつきるといえよう。
製作はクロシキとサンソネ。監督は「殺して祈れ」などで脚本を書いていたアルマンド・クリスピノ。脚本家から監督に転向した新人だが、アクションものにかけては、すばらしい才能をみせて、将来を嘱望されている。
原案はドン・マルティンとアーサー・ブラウンナーの二人。脚本を監督自身と「野獣暁に死す」のダリオ・アルジェント、それにルチオ・バッティストラダ、ステファノ・ストルッキの四人がかりで書きあげた。
撮影はペニト・フラッタリ、音楽を「裸足の伯爵夫人」や「武器よさらば」などのアメリカ映画や、「激しい季節」「鞄を持った女」などイタリアの名作を数多く手がけている名手マリオ・ナシンベーネが担当した。
主演はリー・バン・クリーフのほか、テレビ映画「マーベリック」 の人気スター、ジャック・ケリー、「新黄金の七人・レインボー作戦」のジャンピエロ・アルベルティーニ、「情無用のジャンゴ」のマリル・トロ、ハインツ・ラインケ、ヨアヒム・フッシュバーガー、TV映画「ジェリコ」のマリノ・マセーなど、アメリカ、イタリア、ドイツの俳優を多彩にそろえて国際色豊かなキャストを誇っている。 |