[パンフレット] 353作品

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解説、プロダクションノートはパンフレットの表記そのままで掲載していますので誤字・脱字・旧字・旧仮名づかい等があります。ご了承下さい。

<サ行>

最後の太平洋戦争
最後の決死隊
最後の橋(2種類)
サイゴン
最前線
最前線物語
ザ・キープ
砂漠の鼠
砂漠のライオン
砂漠部隊
鮫と小魚
サヨナラ
さよなら子供たち
さらば外人部隊
サルバドル 遙かなる日々
サンタ・ビットリアの秘密
サン・ロレンツォの夜
ジェット・パイロット
地獄と高潮
地獄に堕ちた勇者ども
地獄の7人
地獄の謝肉祭
地獄の戦場 コマンドス
地獄の戦線
地獄の黙示録
地獄の黙示録 特別完全版
地獄への退却
史上最大の作戦
姉妹と水兵(復刻版)
十字砲火
将軍たちの夜
勝利者
勝利なき戦い
勝利への脱出
ジョニーは戦場に行った
シン・レッド・ライン
シンドラーのリスト
侵略戦線
新13階段への道 ナチ生体実験
姿なき軍隊
頭上の脅威
スターリングラード(2000)
聖なる嘘つき その名はジェイコブ
セブン・ビューティーズ
ゼロ地帯
戦火の勇気
戦艦シュペー号の最後
全鑑発進せよ
潜航決戦隊
潜行突撃隊
戦場(1961)
戦場(1978)
戦場にかける橋
戦場にかける橋2 クワイ河からの生還
戦場の7人
戦場の小さな恋人たち
戦場の小さな天使たち
戦場のメリークリスマス
戦場のピアニスト
戦場を駆ける男
戦塵
潜水戦隊帰投せず
前線命令
戦争の犬たち
戦争のはらわた
戦争のはらわた(R)
戦争プロフェッショナル
戦闘機攻撃
戦略空軍命令
戦略大作戦
総攻撃
祖国は誰のものぞ
底抜け艦隊
ソドムの市
ソフィーの選択
ソルジャー ストーリー
ソルジャー・ボーイ

 

姿なき軍隊

European Picture News

1952年7月発行
発行所:株式会社アメリカ映画宣伝社
B5版8P

[解説]

▼デンマ−ク映画は、スエーデン映画と並んで、無声映画時代、世界市場に欧州各国の名作、傑作と覇を競つた北欧の雄である。然し、トーキ−の出現によつて、言葉の障害は、遂に、デンマーク映画を世界のどの国からも締めだされる破目におとしてしまつた。この映画“姿なき軍隊”は、我が国に紹介されるデンマーク・トーキーの三度目のお目見得ということになつている。

▼本邦に公閲された最初のトーキーは、昭和・二年に封切された「パーロの嫁取り」で、これは、エスキモーを主人公とした記録映画であり、いわば学術的な興味をもつた映画であつた。次が、いきなりとんで一昨(昭和二五)年の「都会の旋律」(OTTE AKKORDER)となるのである。「都会の旋律」は終戦のその年(ー九四五年)に製作・発売されたものであるが、この映画は、昨年の発売になる最新のデンマーク映画で、同国第一の規模を誇る製作会社パラデュウムの作品である。

▼由来、デンマーク映画は、記録映画に優れた作品を生んできたが、この“姿なき軍隊”は、背景を、第二次大戦中の独軍占領下の仮想国として、主人公は、レジスタンスの指導者である。常にゲシュタポに命を狙われながら、仲間とともに秘密兵器工場の破壊を計画している。その緊迫した空気の盛りあげは、英米のセミ・ドキュメンタリイ映画に比して劣らず、記録映画国の伝統をよく発揮している。

▼監督は「都会の旋律」のヨハン・ヤコブセンが当り、音楽担当も、同じ「都会の旋律」のカイ・メラーである。脚本をかいたクンド・センダァビィは、同国の批評家から、モダンで安定感に満ちたものと賞讃されている。撮影のカール・アンデルスンは、ドライエルの「怒りの日」の担当者である。

▼ヒロインをつとめるボデイル・ケアーは、「都会の旋律」では、女中のエレンを演つて居り、技師ヨルゲンのエーペ・ローデは、あの映画では、トムセンといういかさま紳士に粉していた。また、ポール・ラインシャートは、「都会の旋律」で、裁判所長の隠し子アクセル青年を演じて居り、助演のアスビエルン・アンダァーセンも、「都会の旋律」ではヨハネスという役で出演していた。
 この映画で悲愴な主人公を演じるモーゲンス・ウィッテは、同国の批評家パーリング・ティデンティから、その演技を絶讃されており、今後の活躍が予想されている。

▼デンマークでは、この種のものが多いのか、これをサボタージュ映画と呼んでいるが、この映画に対しては、今日までに我々が創つた最上のデンマーク・サボタージュ映画で、これがデンマーク映画であることを誇りたい、──と云う程の同国の代表的優秀作である。