[パンフレット] 353作品

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解説、プロダクションノートはパンフレットの表記そのままで掲載していますので誤字・脱字・旧字・旧仮名づかい等があります。ご了承下さい。

<サ行>

最後の太平洋戦争
最後の決死隊
最後の橋(2種類)
サイゴン
最前線
最前線物語
ザ・キープ
砂漠の鼠
砂漠のライオン
砂漠部隊
鮫と小魚
サヨナラ
さよなら子供たち
さらば外人部隊
サルバドル 遙かなる日々
サンタ・ビットリアの秘密
サン・ロレンツォの夜
ジェット・パイロット
地獄と高潮
地獄に堕ちた勇者ども
地獄の7人
地獄の謝肉祭
地獄の戦場 コマンドス
地獄の戦線
地獄の黙示録
地獄の黙示録 特別完全版
地獄への退却
史上最大の作戦
姉妹と水兵(復刻版)
十字砲火
将軍たちの夜
勝利者
勝利なき戦い
勝利への脱出
ジョニーは戦場に行った
シン・レッド・ライン
シンドラーのリスト
侵略戦線
新13階段への道 ナチ生体実験
姿なき軍隊
頭上の脅威
スターリングラード(2000)
聖なる嘘つき その名はジェイコブ
セブン・ビューティーズ
ゼロ地帯
戦火の勇気
戦艦シュペー号の最後
全鑑発進せよ
潜航決戦隊
潜行突撃隊
戦場(1961)
戦場(1978)
戦場にかける橋
戦場にかける橋2 クワイ河からの生還
戦場の7人
戦場の小さな恋人たち
戦場の小さな天使たち
戦場のメリークリスマス
戦場のピアニスト
戦場を駆ける男
戦塵
潜水戦隊帰投せず
前線命令
戦争の犬たち
戦争のはらわた
戦争のはらわた(R)
戦争プロフェッショナル
戦闘機攻撃
戦略空軍命令
戦略大作戦
総攻撃
祖国は誰のものぞ
底抜け艦隊
ソドムの市
ソフィーの選択
ソルジャー ストーリー
ソルジャー・ボーイ

 

最後の橋

昭和31年12月14日発行
発行所:東宝株式会社事業部
B5版12P

[解説]

 往年幾多の名作を放つたオーストリア映画が、戦争や分割占領の打撃から立直り、健在を示した戦後の代表的傑作。カンヌ国際映画祭で国際大賞、最優秀女優演技賞ほか、ベルリン国際映画祭で一等賞、最優秀監督賞、エジンバラ映画祭におけるセルズニック・ゴールデン・ローレル賞など世界各国で受賞している。
 戦争中、ドイツの女医が敵ユーゴスラヴィアのゲリラ部隊に捕えられ、負債兵の手当を強要される。彼女は幾度となく脱走を試みるが見破られ、パルティザンと行動を共にするうちに医者としての自戒が日ざめ、祖国愛に生くべきか、人間愛に殉ずるべきか、運命のかけ橋の上に立ち、敵味方の砲火の中に悲壮な最後を遂げる実話に基く物語である。全篇ユーゴスラヴィアの絵画的な風光を背景に、戦場という修羅の巷における緊迫した場面が連続し、またそこにはユーモアが、ボスニアの古い印象的な民謡が流れる。ヘルムート・コイトナー監督は、これらを雄大な構想のもとに巧みにまとめ上げ、この映画詩を完成したのである。
 出演者は「最後の橋」「居酒屋」でカンヌ・ヴェニス両国際映画祭最優秀女優賞に輝く天才女優マリア・シェル、(他に「かくて我が恋は終りぬ」「ナポレオン」)をはじめスイス系のオーストリアの映画・舞台スター、ベルンハルト・ヴィッキ、「誰が祖国を売つたか」のパルバラ・リニアインク(西ドイツの大スター)、オーストリア映画で活躍するカール・メーナー(男の争い)および助監督のホルスト・ヘヒラー(マリア・シェルのフィアンセ)、「罪ある女」のロベルト・マインなどのほか、ユーゴ、西ドイツ、オーストリア、スイスのヴェテランが助演している。
 脚本はコイトナーと作家ノルパート・クンツェの共同執筆、撮影監督はユーゴのエレイオ・カルニエル、音楽はカール・デ・グルーフか担当し、ユーゴの監督グスタフ・ガヴリンが演出に参加した。オーストリアのコスモポール・フィルムと、「他国者は殺せ」「戦争と平和」の製作に協力したユーゴのウフス社との共同製作により完成した近代映画芸術の金字塔。


最後の橋

昭和31年12月発行
B5版12P

[解説]

 往年幾多の名作を放ったオーストリア映画が、戦後再び往年の活気を取戻したと激讃され、カンヌ映画祭、ベルリン映画祭ほかで受賞された問題作である。第二次大戦中に、ドイツの女医が敵軍ユーゴスラヴィアの負傷兵の手当を強要され、最初は厭々ながらその仕事を引受けているが、人道的な見地から最後には献身的な働きをして、敵味方双方の砲火に死んでゆく実話に基く壮烈な物語である。
 ファースト・シーンから最後の一コマに至るまで、絵画的なユーゴスラヴィアの風光を背景に、戦場における緊張の連続に満ちた場面が展開される。またそこにはユーモアが、ボスニアの古い印象的な民謡が流れる。ヘルムート・コイトナー監督は、これらすべてを雄大な一つの構想の下に巧みにまとめ上げ、近年の世界の最高傑作の一つが生れたのである。
 ヘルムート・コイトナーは、戦後のドイツ、オーストリア映画界最大のホープといわれている人で、劇作家兼舞台演出家より映画界に入り、戦時中から戦後にかけて有名になった。代表作には『あの頃は』『林檎は落ちた』『悪魔の将軍』『星のない空』があり、『題名のない映画』の製作、脚本に当っている。脚本もノルバート・クンツェと共同で執筆した。撮影監督はフレッド・コルハネク、音楽はカール・デ・グルーフが担当した。
 主演者はこの「最後の橋」でカンヌ映画祭女優演技賞を、「居酒屋」でヴェニス映画祭女優演技賞を受け、女優として最高の栄与に輝くマリア・シェル(かくて我が恋は終りぬ)をはじめ、スイスの舞台・映画スター、ベルンハルト・ヴィッキ、「誰が祖国を賣ったか」のパルバラ・リュティンク(西ドイツの大スター)、オートスリアのカール・メーナー(男の争い)、および助監督のホルスト・ヘヒラー(マリア・シェルのフィアンセ)などである。他に、オーストリア、西ドイツ、スイス、ユーゴスラヴィアのヴェテランが肋演している。
 オーストリア・コスモポール・フィルムがユーゴスラヴィアのウフス社の協力を得て一九五三−四年度に製作された近代映画芸術の金字塔。