[パンフレット] 353作品

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解説、プロダクションノートはパンフレットの表記そのままで掲載していますので誤字・脱字・旧字・旧仮名づかい等があります。ご了承下さい。

<タ行>

第17捕虜収容所
第27囚人戦車隊
第五戦線 遠い道
第7の暁
第8ジェット戦闘機隊
第八高地突撃隊
体当り突撃隊
タイガーランド
大進撃
大侵略
大戦争
大地と自由
大突撃
大反撃
太平洋紅に染まる時
太平洋の地獄
大編隊
太陽にかける橋 ペーパー・タイガー
太陽の帝国
戦う雷鳥師団
脱走山脈
脱走兵
小さな赤いビー玉
地下水道
地下組織
地上最大の脱出作戦
チャップリンの独裁者(2種類)
追撃機(2種類)
追想
ツェッペリン
ティアーズ・オブ・ザ・サン
ディア・アメリカ 戦場からの手紙
ディア・ハンター
抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より
抵抗の詩
デルタ・フォース
テレマークの要塞
道中の点検
遠い道
遠すぎた橋
トコリの橋
ドッグ・ソルジャー
特攻決死隊
特攻決戦隊
特攻大作戦
トップ・ガン
友よ、風に抱かれて
渡洋爆撃隊
トラ トラ トラ!
捕えられた伍長
トリプルクロス

 

地下組織

1970年6月発行
A4版20P

[解説]

 第二次大戦中、ナチス・ドイツに永らく占領されていたフランスは多くの抵抗運動に支えられていた。マキと呼ばれた地下組織の老若男女を問わぬ隊員たちの感動的な物語は多くの小説や映画となった。この映画も特殊な使命を持って潜入したアメリカの諜報員を救けてマキ隊員は使命遂行のために我身を捨て石のごとく投げ出して行く。一方この使命遂行に異常な執念を燃やす諜報員の凄惨な過去が浮び上って来る。脚本は第二次大戦中軍籍にありオランダ地下組織に協力したロン・ビショップの書き卸しで、彼はこの他に二本の小説、五、六十のTVシナリオ、映画脚本が映画化されている。主演は俳優であり歌手のロバート・グーレ(TV「ブルーライト作戦」)の初のドラマチックな主役を演じ、ひたむきな闘志を燃やす女レジスタンスに「炎」のダニエル・ゴーべール、レジスタンスの闘士に「北北西に進路をとれ」「パットン将軍」のローレンス・ドブキン、ナチ将校に「アラベスク」のカール・ドゥーリング、「レマゲン鉄橋」のヨアヒム・ハンセンが主演している。製作は「インディアン狩り」の名トリオ、ジュールス・レビー、アーサー・ガードナー、アーノルド・レビン、監督は「ブルー・マイアミ」のアーサー・ネーデル、撮影は「野生のエルザ」のケン・タルボット、そして音楽は「ユリシーズ」のスタンリー.マイヤーズ、歌は「男と女」で印象的なニコール・クロアジールが歌っている。

[プロダクション・ノート]

 この映画の撮影はアイルランドで行われたが、舞台がフランスであるので、ロケ地はすべてフランスの田舎によく似た場所が選ばれている。
 撮影開始は69年5月27日。バルドンネル飛行場でロバート・グーレがフランスに出発するところから始まり、ダブリンにある有名なギネスビール醸造所での誘拐場面、アイルランド南部のエニスコーミー町の教会、鉄道、道路上での猛烈なアクション場面(ここでは町の人々が群衆に扮して協力した)、ロッキー・バレーでのピクニック場面など7週間のロケ撮影の後、スタジオ撮影に移った。ここでのハイライトはロバート・グーレとダニエル・ゴーべールのラブ・シーン。前作「炎」でも、ものすごいヌード・シーンを演じたダニエル・ゴーべールは、ヌードについて「女優は声を使うのと同様体を使う心構えがなければなりません。この映画のように、もし脚本と監督が明確な理由で私にヌードを要求するなら、私はやります。いやなのは、アメリカ人の言うチーズケーキなるものをちっとばかり好みすぎる監督です。そんな時には拒否します」と言っている。
 相手役ロバート・グーレのことは、「彼はプロです。これは私に言える最高の賛辞ですのよ。彼は決してユーモアのセンスを失わない真面目な俳優です。私たちがあるシーンで議論しなきゃならない時、彼はいつも目分の意見をのべる前に私の考えを知ろうとします。彼はフランス語がペラペラですから、こまかいことまでよく分りますの」
 「私はどちらかというと気分屋ですが、ボブはいつもそれを無視して私を笑わせます。ピクニックの場面で私は深刻なセリフを言わなければならなかったのですが、羊の群で撮影が邪魔されカッカして来た時です。ボブの顔を見たら彼はただウィンクし、ニヤッと笑いました。で、私も笑い出しちゃったんです」とほめている。
 彼は誰にでも同じような態度で接するので、この撮影中、裏方さんやセットを訪れる人の間でも非常に評判が良かった。仕事ぶりも真面目で、遅刻したこともなく、セリフも完全におぼえて来た。彼はレコードと同様映画でも撮り直しの最も少ない俳優ということで評判がいい。
 才能はもちろんのことスタミナも十分。機関銃を手に何マイルも走り、どしゃぶりの雨の中で腹ばいになって線路を横切り、派手なけんかをし、パラシュート降下をやり、その合間に恋もするというきつい仕事をした後で、余裕たっぷりにこう言うのである。「あらこちのキャバレーをまわって1週間8回ショーに出てごらんなさい。いかにきついか分りますよ。映画は息抜きのようなものです」