[解説]
第二次大戦に取材した戦争映画は大変多い。「橋頭堡を攻撃せよ」もその一つで、「真昼の脱獄」の監督、ハワード・W・コッホが製作したスケールの大きな総天然色戦争映画である。
物語は、戦雲急を告げる南太平洋の一角に集結したアメリカ軍の大部隊が、大進攻を開始する直前、怪情報を入手した。その真疑を確かめるため、日本軍の胸もと深く潜入する海兵偵察隊の苦斗を描くものだ。
主演は、最近人気絶頂のトニー・カーティス(「お熱いのがお好き」「ペティコート作戦」「スパルタカス」)。印象的な声とマスクの持主で、中堅演技派のフランク・ラヴジョイ(「戦略空軍命令」「嵐を呼ぶ銃弾」)際立った美貌と肢体に恵まれたメリー・マーフィ(「愛しのシバよ帰れ」「乱暴者」「烙印なき男」)。の三人。
また、この映画に出る日本の軍人たちには、第二次大戦中欧州戦線で勇名をはせた四四〇部隊の勇士が扮している。
監督は、編集者出身で、かっての話題作「ブルースカイ」や「果しなき決斗」などの娯楽映画のヴェテラン、スチュアート・ハイスラーが担当している。
撮影は、ハワイのカウアイ島に、大規模なオープン・セットを組んで行われ、名手ゴードン・エイヴィルが南海の光景を鮮明なカラーで描きあげている。 |