[パンフレット] 353作品

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<ワ行>

ワイルド・ギース
ワーテルロー
若き獅子たち
わが故郷の歌
わが闘争
若き勇者たち
鷲は舞いおりた
鷲の指輪
ワルソー・ゲットー

 

わが闘争
(リバイバル)

昭和49年2月23発行
発行所:東宝株式会社実業部
発行権者:東和株式会社
定価:150円
A4版16P

[解説]

「わが闘争」──この本はアドルフ・ヒトラーが1924年に書いた彼自身の信条であり、予言だった。その後の20数年、彼はそこに書いた適りすべてを実行した。政権を奪い、軍備を進め、戦争を計画し、ユダヤ人の抹殺をはかったのである。「わが闘争」は妄想と狂信の殺人バイブルと化し、ナチの侵略に理論的支柱を与えた。
しかし、ヒトラーの計画は敗戦によって大きくつまづき、1945年、ついに自殺によってその失敗を清算しなければならなかった、そして、空前の荒廃と全世界5千万人もの犠牲。これが、「わが闘争」のもたらした結末だった。
この映画はナチの歩んだ「わが闘争」の歴史を、実写フィルムによって赤裸々に照らし出した驚くべき記録である。ここに収められたフィルムの一部はかつてナチが秘密警察員の反ユダヤ教育用に特に撮影したもの。ところが、あまりの残虐さに、かえって逆効果になるのを恐れて、上映を中止し、東ドイツの記録保管所に秘密のうちに保管されていたという。
その他には、ドイツ、ポーランド、ソビエト各国のニュース映画、また、戦後作られた東ドイツの劇映画「お前と多くの同志」の中の実写部分、レーニ・リーフェンシュタール監督の「意志の勝利」(ニュールンベルクのナチ党大会の記録映画わが国でも昭和17年公開)の一部などで構成されており、もちろん、すべてドキュメンタリーフィルムのみ。
編集者のエルウィン・ライザーは戦時中、スウェーデンに亡命したユダヤ系ドイツ人。自分の悲惨な体験からナチの犯した罪をあばき、人類が二度とこのあやまちを冒すことのないようにとの願いから、この映画を作ったと語っている。
この映画がわが国ではじめて公開されたのは61年のこと。当時、異常なセンセーションをまきおこしたが、あれからすでに13年。世界各国で今や、ナチズム=ヒトラー再検討の気運がおきているが、それに欠くことのできない貴重な記録として、この映画の価値が再評価されている