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原子力潜水艦浮上せず1978年4月発行 |
[解説]“グレイ・レディ・ダウン!!緊急事態発生!!”アメリカ海軍の原子力潜水艦が接触事故を起こし、水深1400フィートの深海に沈没し浮上不能に陥った。浸水、地すべり、酸欠と艦内に閉じ込められた40数名に次々と襲いかかる恐怖!艦内に残された36時間分の酸素は次第に減り始めていく──。彼らを救うために、アメリカ海軍の総力を結集した救助活動が始まった。果たして海底にいる乗組員たちを救うことができるだろうか? |
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[プロダクション・ノート]◎ この映画で初めて一般に紹介される潜水艦専用救助艇DSRV(Deep Submergence Rescue Vehicle)は、全長15メートル、高さ2メートル85。深度1525メートルの海の底まで達することができ、必要とあれば3名ないし4名の乗組員を乗せたまま、40時間、海中にもぐりつづけることが可能である。 ◎ 一方、鋼鉄製のカブト虫といった感じの「スナーク」は、全長わずか4・2メートル。直径1メートル半。重量は2・3トン。二人の乗組員によって操作されるが、.パイロットの席に坐れるのは一人だけで、もう一名はその足もとの床に終始腹ばいになっていなくてはならない。酸素の永続時間は72時間。“頭”の部分にある四つの窓のうち一つはテレビ用で、艦内にそなえつけられたテレビカメラがここから外の様子を常時フィルムに収めている。 ◎ 浸水した潜水艦内の場面を撮るために、撮影所には直径15メートル、深さ5メートルの大きな水槽がいくつもつくられ、この上に潜水艦内の各コンパートメントのセットが、一つずつ独立して組み立てられた。これらコンパートメントは、水圧ポンプの働きでどのような角度にも傾斜させることができ、場面場面によって適当な角度をつけたうえで、下の水槽の中にセットをおろし、内部を水びたしにするという方法がとられた。天井まで水が届くという場面の時などは、俳優のみならず、スタッフからカメラやライトに至るまで、すべてが水中にもぐらねばならなかったし、セットの傾斜が頻繁に変る時は、セットの中にいる俳優やスタッフが船酔いならぬセット酢いを経験。吐き気止めや鎮静剤がセットに常備された。 ◎ 映画の初めから終りまで、殆んどを潜水艦の中に閉じこめられる役とあって、チャールトン・ヘストンは撮影期間中、毎日水責めにあってズブぬれ。「“十戒”でモーゼを演じた時は、杖をふりあげるだけで紅海がまっ二つに分れたのに、今回はキツイよ」と、さすがのタフガイも音をあげていた。 ◎ チャールトン・ヘストンが映画の中で涙を見せるというのも、彼の長い経歴の中で極めて珍らしいことである。部下が自からを犠牲にして溺れてゆくのを見て、鬼艦長が男泣きに泣くという感動的な場面だが、カメラが廻りっぱなしのシーンなので、インスタント涙用の目薬をさすというわけにはゆかない。だが、そこはベテランの大スター。本番の声がかかり、クライマックスの瞬間がくると、彼の目からは涙があふれでて、監督以下スタッフが貰い泣きするほどの名場面になった。 |
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