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ファイナル・カウントダウン1980年 |
[解説]製作費2、000万ドルを投入、かつてないスケールと空前のミステリーで描く、アメリカ映画、最高最大のスペース・トリック戦争巨篇。1980年12月7日、ハワイ沖を悠然と航行する原子力攻撃空母ニミッツ。超最新兵器を満載して航行するその雄姿は、まさに世界最強の航空母艦と呼ぶのにふさわしいものであった。帰艦する超音速戦闘機F14トムキャットを、ブリッジから見守っている艦長のもとに、国防省からオブザーバーとして一人の若い男が乗り込んで来た。その時、もの凄い突風に見舞われ、未知の青白い光線がニミッツを包みこんだ。耳をつんざく高周波音が乗組員5,300名に襲いかかる──ニミッツは巨大なタイム・スリップに遭遇した──一瞬の後、そこは1941年の日本海軍による真珠湾奇襲時のハワイ沖に変貌していた!呆然として、全く頭が混乱していたが、イーランド艦長は、偵察用ゼロ戦を撃墜させ、そこで当時の大統領候補とその秘書を救出したことから、この空前のミステリーとスペース・トリックが始まる。 真珠湾をめざす『赤城』『加賀』『飛龍』など空母6隻から飛び立った第一次攻撃隊のゼロ戦138機が上空を埋めつくしている。ゼロ戦を撃ち落せ!とF14戦闘機に緊急発進の艦長命令を下した。ここに40年の歴史の空間を超えて目を疑う、一大空中戦が開始された。 「史上最大の作戦」「バルジ大伊戦」から連合国軍の敗戦を扱った「遠すぎた橋」まで世界史上の戦争をことごとく映画化してきたアメリカ映画界が、全く新しい戦争大作を完成した。それがこのスペース・トリック戦争映画だ。時間や空間を超え、超宇宙的な解釈の中で近・未来の戦争スペクタルクを描こうとするというもので、これがアメリカ映画の新い大作主義の動向と言える。荒唐無稽なだけのスペース・ファンタジー映画とは一味も二味も違うS F映画である。 出演もこの大作にふさわしい、異色なキャスティングが組まれた。 主演のニミッツ艦長イーランド大佐に「明日なき追撃」「フューリー」のカーク・ダグラス。国防省からオブザーバーとして派遣されて来た男に「カサンドラ・クロス」「地獄の黙示録」のマーチン・シーン。真珠湾奇襲攻撃の前日、謎の失踪蒸発をしたという大統領候補に「スティング」 「クワイヤボーイズ」のチャールズ・ダーニング。その上院議員秘書に「明日に向かって撃て!」「さすらいの航海」のキャサリン・ロス。ニミッツの航空隊指揮官に舞台で「カッコーの巣の上で」の主役を演じた「ナタリーの朝」のジェームズ・ファレンチーノなど、単なる戦争アクションに終らない風格をそなえている。 海軍省とグラマン・エアロスペース社を3年かけて説得、製作全面協力させたプロデューサーに、カーク・ダグラスの三男ピーター・ビンセント・ ダグラス。F14トムキャット、SH3DシーキングASWヘリコプターのの現役パイロットを総動員させるなど、彼の映画に賭ける情熱は、兄マイケルの「カッコーの巣の上で」以上に、精力的で目を見はらせるものがある。製作総指揮は、アメリカで一番注目を集めている「ワンダラーズ」のリチャード・セント・ジョンズ。監督は娯楽映画の職人と言われる「オーメン2」のドン・テーラー。音楽に「怒りの日」「ノース・ダラス40」のジョン・スコットがあたり、壮大な曲を書き上げた。この映画の巨大なるミステリーを書き上げた脚本をデビッド・アンブローズ、ゲーリー・デイビス、トーマス・ハンター、ピーター・パウエルの4人が共同執筆している。 製作者とグラマン社と共に、F14トムキャットに乗せる撮影用特殊カメラを一年余を費し開発、ゼロ戦編隊との空中戦を見事に映像化した撮影にビクター・J・ケムパー。特殊視覚効果はモーリス・バインダー。特殊効果にパット&ゲーリー・エルメンドルフとジョー・デイ。 |
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