戦略大作戦

昭和45年12月19日発行
発行所:東宝株式会社事業部
A4版24P


[解説]

第二次大戦中、アメリカ軍とドイツ軍が全力でぶっかり合っている頃のフランス戦線が舞台である。主人公は、原題に言う英雄たち、一握りのアメリカ兵だが、彼らは決して、アメリカ陸軍が誇りにするような立派なG Iタイプではない。敵を捕虜にすれば、まず女と酒の情報を聞き出そうとするような連中である。こんな彼らが、金の延べ棒をかっぱらおうと始めた行動が、次第に波紋を呼び起こし、思いがけない大作戦にまで進展してしまうという、随所に笑いを漂わせる痛快な戦争アクションである。
脚本は「ミニミ二大作戦」のトロイ・ケネディ・マーティンのオリジナルで、「荒鷲の要塞」「追いつめて殺せ!」などのブライアン・G・ハットン監督も、得意なアクションものとあって至って快調。その上「史上最大の作戦」の戦争場面や「ベン・ハー」の戦車競走シーンなどを監督したアンドルー・マートンが、特別に戦闘シーンを監督した。
撮影は、数カ月にわたるロケハンの結果ユーゴースラビアが選ばれ、首都ベルグラードの北ノビ・サド地方からイタリアの国境トリエステにかけての広大な地域でロケが行われた。撮影監督は「イグアナの夜」「逃亡者」などの名手ガブリエル・フィゲロアである。音楽はラロ・シフリン。
主な出演者は、 「ペンチャー・ワゴン」「荒鷲の要塞」などのクリント・イーストウッドがタイトル・ロールを演じるほか、 「女王陛下の007」「マッケンナの黄金」などのテリー・サバラス、「深く静かに潜航せよ」「ねずみの競争」などのドン・リックルズ、 「特攻大作戦」「マッシュ」などのドナルド・サザーランド、「ガンファイターの最後」のキャロル・オコナー、「コマンド戦略」のトム・トゥループ、「追いつめて殺せ!」のペリー・ロペス、「暴力脱獄」のディック・ダバロスら個性の強いベテラン俳優が顔をそろえている。
「かわいい女」のゲーブリエル・カツカとシドニー・べッカーマンが製作したカツカ・レーブ・プロ1970年度のパナビジョン・テクニカラー作品。