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SPR TVスポット -米ONAIR版- (翻訳:ジェイさん)


ナレーター: 「スティーブン・スピルバーグの新作、「Saving Private Ryan」は、映画界が、トム・ハンクス、マット・デモンなど、全く新しい世代のヒーローの時代の幕開けを告げるものだ。」

映画の一シーン:何百もの兵士達。歩いている者、戦車の上に座っている者。バーンズ(リーベン一等兵)がハンクス(ミラー大尉)に話しかけている。「この戦争の最中に、たった一人を見付けるのは簡単じゃありませんよ。」
ハンクス:「針の山の中から、1本だけ探すようなものだな。」

ナレーター:「D-DAYの大虐殺をやっと生き抜いた後、彼等が探し出すように命令される、この「一本の針」が、ライアン一等兵である。」

映画の一シーン:軍艦の上で、ハンクスが皆に呼びかける。「ビーチで会おう!」
ノルマンディーのシーンに変る。走る兵士達の前で、大きな爆発が起こる。水につかりながら、ハンクスが怒鳴る。「皆に水際から離れるように告げろ !!」

ナレーター:「そして今、彼等は、ジェームズ・ライアン一等兵を探し出して無事に連れ戻す使命を生き残らなければならない。軍の上層部に、ライアンの3人の兄弟が全員戦死し、残るは彼一人だという知らせが届いたのだ。」

映画の一シーン(陸軍高官):「生きているのなら、何としても彼を救い出さなければならん。」

インタビュー: ハンクス「…最終的には、勿論やるに値することだったという結論になるけれど、グレイな部分が一杯あることも確かだ。観衆は、答よりもずっと多くの疑問を抱くだろうね。それこそが、本当に優れた映画の作り方なんだよ。」

映画の一シーン:エド・バーンズ、トム・ハンクス、そして他の6人の兵士が、銃を構えながら野原を歩いている。バーンズがハンクスに問い掛ける。「… だから、一人の男を救うために、俺達8人が命を賭けるなんて、正気の沙汰かって聞いてるんですよ。」ハンクス、「誰かこれに答えられる者は居るか?」

 

インタビュー:バーンズ「この使命に同意できるかどうか、“ああ、俺や俺の戦友達の命よりも、そいつの命の方が大事だよ”と言えるかどうか、僕には分からないけれど、 僕自身の性格からして、僕が志願兵で、こういう使命を与えられたら、やるだろうね。多少愚痴は言うだろうけれども。」

ナレーター:「この兵士達には、どんな愚痴を言う権利もある。アメリカ軍が辛うじて勝った上陸の戦いは、血みどろで決死の戦いだった。無数の命が、目の前で、文字どおり消し飛んでいったのだ。スティーブン・スピルバーグが描くこの戦闘シーンは、最初の30分間続くが、映画が再現したものとしては、これまでで最もリアルなものであることは疑う余地が無い。」 ナレーターが語るあいだ、兵士達の走る姿、爆発、悲鳴、そして泣きじゃくる幼い女の子が兵士の一人に手渡されるシーンが映し出される。

インタビュー:マット・デモン「本では読んだことがある。何々の日に、これだけの戦死者が出た…。しかし、それを実際に目撃して、実感するとなると話は別で、恐ろしい。僕自身、まともに見られないくらいだったよ。」彼がこう語るあいだ、戦争で破壊された村と、半壊して、壁が吹っ飛んだ家の2階に居る家族と、幼い男の子のシーンが映し出される。

ナレーター:「まともに見られない - 確かにその通りだ。しかし、鬼才スピルバーグの、これは重要な作品だ。」

インタビュー:ハンクス「もしもこうした作り方をせずに、オマハ・ビーチ上陸作戦を手加減して描いたりしていたら、映画そのものは勿論、実際の戦いに参加した男達に対する、ひどい仕打ちになったと思う。」

映画の一シーン:トム・ハンクスが、打ちのめされたような表情で、小さな丘を降りて行く。彼の後には、3人の兵士が従っている。彼は立ち止まり、うつむいたまま、悲しみに満ちた溜め息をつく。

ナレーター:「映画の最後の、非常に感動的なシーンまで辿り着いたとき、観衆は悟るだろう。この感動を経験するには、戦争を経験し、それを生き残ることが、必要だったのだのではないか、と。」

インタビュー:ハンクス「もし、あの(オマハ・ビーチの)崖の上まで辿り着いて、“もう、誰が殺されるのも見たくない、軍服の色が何色だろうと。”と感じることができなければ、映画は失敗だ。上陸の後の心の旅が、伝わらなくなるから。この映画は、心の旅でなければならないんだ。」

ナレーター:「しかし、この映画は、心の旅そのものである。何故なら、スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが、この作品の頭脳であり、彼等はこの作品に心血を注いでいるからだ。Saving Private Ryanは、誰もが観たいと思うような映画ではないかもしれない。しかし、最後まで観た人の誰もが、心を打たれるだろう。」ナレーターが語るあいだ、何百もの戦車、軍艦、飛行機、そして兵士達が埋め尽くすビーチのシーンが映し出される。

映画の一シーン:ハンクス。前の丘のシーンの続き。うつむき、打ちのめされたような表情のまま。「ライアンのことは何も知らん。ただの名前でしかない。しかし、もしも彼を見付けることで、俺が妻のもとに帰る権利を得られるのなら… それなら…それが俺の使命なんだ。」映画のポスターが映し出される。

ナレーター:「Saving Private Ryanは、7月24日、一斉公開される。」

 

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