トム・サイズモア インタビュー:バート・ミルズ、ナンシー・ミルズ
(翻訳:ジェイさん)
久しぶりに、最大級の戦争映画が2本制作されたが、トム・サイズモアは、その両方から、出演の依頼を受けた。Saving Private Ryanで、トム・ハンクスの副官を演じるために、この、がっしりした体格の性格俳優は、テレンス・マリック(Terrence Malick)監督の 「The Thin Red Line」への出演を断らなければならなかった。この映画でも、彼の役柄は、SPRと同じくらい大きなものだった。
「テリーの映画を断るのは大変だったよ。」サイズモアは回想する。「スティーブンは、僕よりずっと有名な俳優が名を連ねたリストの中から、僕を選んでくれたのだけれど、彼から話が来る前に、テリーとは、何回も昼食をして、話を進めていたんだ。でも、スティーブンの依頼の方を受けるしか無かったんだよ。トム・ハンクスも言っているよね、
“ 僕達が生きている限り、誰もが聞くぜ、Saving Private Ryanに出演するって、どんな感じだった?って。”」
今年34歳のサイズモアは、これまで、「Heat」や、「Natural Born Killers」といった、男性ホルモンが充満したような映画で、タフガイや悪役を演じてきたが、SPRでは、ギアを入れ替えて、「ライアン一等兵(デモン)の救出のために、上官の大尉(ハンクス)を一貫して支える、献身的な軍曹」を演じている。
「この軍曹は、勇気があって、運命論者的な人生観を持った男で、北アフリカ、イタリアと転戦して、ノルマンディーの大失敗寸前の惨事を生き抜くという設定なんだ。彼は、ライアン救出は、到底達成できない使命だと思いながらも、ごたごた言わずに任務を遂行する。これは、事実に基いたストーリーなんだよ。」
サイズモアは、SPRのために費やした61日間は、映画製作技術の特訓講座だったと考えている。「毎日仕事をした。あんな映画は初めてだったよ。自分の出番が無い日も、必ずセットに行ったからね。スティーブンが、一体どうやって引っ張り出すのか、信じられないくらい完全なショットを後から後からものにするのを見たい一心でね。あの大作を作るのに、彼は、ストーリーボードを一切使わなかった。彼は我々にこう言ったよ、「頭の中で、もう映画は出来上がっているんだ。でも、君たちが、予想もしなかった演技を見せてくれるものだから、そういった偶然の成果を取り入れてゆくと、全てが変ってくる。」
[戻る]